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ECサイト運営の職務経歴書の書き方|5つの業務別に徹底解説

ECサイト運営の職務経歴書では、担当したチャネルや事業規模、役割、成果を具体的に示すことが重要です。自社EC・ECモールの経験、売り上げ規模やSKU数、使用ツールなどを整理し、施策と成果を結びつけて伝えることで、採用担当者が実務経験を正確にイメージできます。

当記事では、項目別の書き方、実績の具体化、担当業務別の記入例を紹介します。自分の経験を棚卸ししながら、採用担当者に伝わる職務経歴書へ整えていきましょう。

目次

1. ECサイト運営の職務経歴書で採用担当者に伝えたいポイント

ECサイト運営の職務経歴書では、担当チャネル、事業規模、役割、成果の4点を明確に示すことが重要です。
 

1-1. 自社EC・ECモールなど担当した販売チャネルを示す

自社EC、ECモール(楽天市場、Amazonなど)、担当した販売チャネルは必ず明記します。チャネルによって運用方法や販促施策、求められる知識が異なるため、採用担当者は経験の種類を重視します。

・自社EC:サイト改善、会員施策
・楽天市場:商品ページ運用、モール内販促

担当チャネルを示すことで、応募先の運営環境との近さを判断してもらいやすくなります。
 

1-2. 取扱商品・売り上げ規模・SKU数などで担当した事業規模を示す

取扱商品、売り上げ規模、SKU数などは、担当した事業規模を示す材料になります。業務名が同じでも、商品数や売り上げ規模によって業務量や判断の難しさが変わるため、採用担当者は応募者が経験してきた運営規模を重視します。

・月商・年商
・SKU数
・取扱カテゴリー
・会員数・注文数

具体的な規模を示すことで、応募先でも同程度の業務を任せられるかを判断してもらいやすくなります。
 

1-3. 担当業務と自身が担った役割・範囲を示す

商品登録、販促企画、広告運用、在庫管理などは複数人で分担する場合が多く、業務名だけでは役割が伝わりません。企画から実行まで担当したのか、特定工程を専門的に担ったのかを明記します。役割を添えることで、実務で発揮できるスキルや責任範囲が明確になります。
 

1-4. 施策と成果を売り上げ・CVRなどの数値で具体化する

施策の成果は、売り上げやCVRなどの数値で示すと、実績の大きさが伝わりやすくなります。採用担当者にとって、担当施策がどのような成果へつながったかは、実務力を判断する重要な材料です。

・商品ページ改善後のCVR
・キャンペーン実施後の売り上げ
・広告施策による流入数

施策と数値をセットで示すことで、応募先でも成果を再現できる経験があるかを判断してもらいやすくなります。

2. 【項目別】ECサイト運営の職務経歴書の書き方

ECサイト運営の職務経歴書は、項目ごとに役割を分けて情報を整理すると、経験や強みが伝わりやすくなります。ここでは、5つの項目別に書き方を解説します。
 

2-1. 職務要約では経験領域・担当規模・代表的な実績をまとめる

職務要約では、ECサイト運営の経験年数、担当チャネル、事業規模、代表的な実績を短くまとめます。応募先と関係が深い経験を優先して記載します。

「自社ECを3年間担当し、月商5,000万円規模の運営に従事。商品ページ改善によりCVRを1.8%→2.4%へ向上」

自社ECを3年間担当し、月商5,000万円規模の運営に従事。商品ページ改善によりCVRを1.8%→から2.4%へ向上

 

2-2. 職務経歴では担当チャネル・業務内容・役割を整理する

職務経歴では、在籍企業や担当サービスごとに、販売チャネル、業務内容、自分の役割を整理します。

自社EC:
商品登録、ページ更新、在庫管理を担当。
販促企画では主担当としてページ構成案の作成から制作会社へのディレクション、効果測定まで一貫して担当した。

Amazon:
商品ページ運用、モール内広告、レビュー対応を担当。
レビュー分析をもとに改善点を抽出し、商品説明文の修正やQA更新を実行した。

 

2-3. 経験・スキルではEC運営で対応できる業務範囲を示す

商品登録、ページ改善、販促企画、アクセス解析、広告運用、在庫管理、受注管理など、経験した業務を分野ごとに整理します。

・アクセス解析:Google Analyticsを用いた流入・CVR分析
・販促企画:季節キャンペーンの企画・効果測定

求人票と重なる経験を優先してまとめると、応募先との接点が伝わりやすくなります。  
 

2-4. 使用ツールではECシステム・分析・制作ツールの経験を示す

ツール名だけでなく、使用期間と用途を示すと習熟度が伝わります。

・Shopify(3年):商品登録、ページ更新、キャンペーン設定
・Google Analytics(4年):流入・CVR分析
・Photoshop(2年):バナー制作

求人票に指定ツールがある場合は、関連する経験を優先します。
 

2-5. 自己PRでは強みを実績と応募先で活かせることにつなげる

自己PRでは、EC運営で培った強みを1つ選び、実績と入社後の活用方法までつなげます。

アクセスデータを分析して商品ページを改善し、CVRを0.6ポイント向上させた。入社後もデータをもとに売場改善を進めたい。

3. ECサイト運営の実績を職務経歴書で具体的に示す方法

ECサイト運営の実績は、KPIや運営規模、施策の流れを具体化すると伝わりやすくなります。ここでは、実績を具体的に示す4つの方法を解説します。
 

3-1. 自分が担当したKPIの変化を示す

ECサイト運営の成果は、自分が担当したKPIの変化を示すと具体性が高まります。売り上げ、CVR、客単価、リピート率などから施策の目的に合う指標を選び、実施前後の数値を並べると、成果の大きさや改善幅を採用担当者が把握しやすくなります。
 
改善前 商品ページを改善し、購入率向上に貢献。
改善後 商品ページの構成を見直し、3カ月でCVRを1.8%→2.4%へ向上。
 

3-2. 運営規模が分かる数値を示す

運営規模が分かる数値を添えると、どの程度のEC事業を担当してきたかを具体的に示せます。月商や年商、SKU数、会員数、月間注文数など、担当業務の規模を表す数値を選ぶことで、経験した事業の大きさや業務量まで伝わります。
 
改善前 自社ECサイトの商品登録や在庫管理を担当。
改善後 月商約4,000万円、約2,500SKUを扱う自社ECで、商品登録・在庫管理を担当。
 

3-3. 施策の流れに沿って目的や行動・成果を示す

実績は、施策の目的→自分の行動→成果の順に書くと、どのように改善へつなげたかが伝わります。
 
改善前 メール施策を実施し、売り上げ向上に貢献。
改善後 リピート購入促進を目的に購入者向けメールを再設計し、3カ月で再購入率を6ポイント向上。
 

3-4. 数値で表しにくい成果は業務改善や関係部署との連携実績で補う

数値で表しにくい成果は、業務改善や関係部署との連携によって生まれた変化を示します。作業手順の標準化、情報共有の改善、制作や物流部門との調整などを具体化すると、売り上げ以外の面でEC運営を支えた実績も伝えやすくなります。  
 
改善前 制作部門と連携して商品ページ更新を担当。
改善後 制作部門との依頼フローを整理し、確認手順を統一して更新作業を効率化。

4. 【担当業務別】ECサイト運営の職務経歴書の記入例

ECサイト運営では、担当業務によって職務経歴書で強調すべき経験や実績が異なります。ここでは、担当業務別に、実際の職務経歴書を想定した記入例を紹介します。
 

4-1. 自社ECサイトの運営を担当してきた場合の記入例

ECサイト運営では、担当業務によって職務経歴書で強調すべきる経験や実績が変わります。ここでは、担当業務別に実際の職務経歴書を想定した記入例を紹介します。

【職務経歴】
2022年4月~現在 株式会社○○
自社ECサイトの運営を担当。月商約3,000万円、約1,800SKUの商品を扱い、商品登録、特集ページ更新、キャンペーン企画、在庫調整、アクセス解析まで担当。EC運営チーム5名のうち、販促施策とページ改善を主担当として従事。

【主な実績】
・Google Analyticsで閲覧状況と離脱箇所を分析し、商品ページを改善。CVRを1.9%→2.5%へ向上
・季節商品の特集企画とメール配信を実施し、対象期間の売り上げを前年同期比115%へ向上

【使用ツール】
Shopify、Google Analytics、Photoshop

 

4-2. 楽天市場・AmazonなどECモールの運営を担当してきた場合の記入例

ECモール運営の経験は、ECモール名と店舗規模、ECモール内で実施した販促施策を整理します。

【職務経歴】
2021年7月~現在 株式会社○○
楽天市場・Amazonの店舗運営を担当。合計約2,000SKUの商品を扱い、商品登録、商品ページ更新、キャンペーン設定、広告運用、売り上げ分析を実施。モールごとの販売計画作成や在庫調整も担当。

【主な実績】
・楽天市場のセール期間に合わせてクーポン施策と商品ページを改善し、対象月の売り上げを前年同月比122%へ向上
・Amazon広告の検索語句と商品別実績を分析し、入札額と対象商品を調整。広告経由の売り上げを3カ月で18%向上

【使用ツール】
楽天RMS、Amazon Seller Central、Excel、Photoshop

 

4-3. 商品登録・商品ページ制作を担当してきた場合の記入例

商品登録・商品ページ制作の経験は、扱った商品数や更新件数、制作範囲を示すと実務の規模が伝わります。登録作業に加えて、画像や説明文の改善実績もまとめましょう。

【職務経歴】
2022年1月~現在 株式会社○○
自社ECとECモールの商品登録・商品ページ制作を担当。月平均約150商品の新規登録と既存ページ更新を行い、商品名、説明文、画像、スペック情報を管理し、撮影担当や商品企画部門と連携して掲載内容と公開時期を調整。

【主な実績】
・検索キーワードと問い合わせ内容をもとに商品説明文を改善し、CVRを2.1%→2.7%へ向上
・商品登録用フォーマットと確認手順を整備し、登録作業の月間工数を約20%削減

【使用ツール】
Shopify、楽天RMS、Photoshop、Illustrator、Excel

 

4-4. 広告・SNS・メルマガなど販促施策を担当してきた場合の記入例

広告・SNS・メルマガなど販促施策の経験は、担当したチャネルと施策内容、追っていた指標をセットで整理します。広告・SNS・メルマガそれぞれで、自分が企画や改善を担った範囲も示しましょう。

【職務経歴】
2021年10月~現在 株式会社○○
自社ECの集客・販促を担当。Web広告、Instagram、メールマガジンを活用し、キャンペーン企画、配信設定、クリエイティブ制作の進行、効果測定を担当。月次でチャネル別の売り上げやCVRを分析し、改善案を作成。

【主な実績】
・購入履歴別にメール配信対象を分け、訴求内容を最適化。メール経由の再購入率を3カ月で5ポイント向上
・Instagram投稿と広告を連動させた新商品キャンペーンを企画し、対象商品のEC売り上げを前月比128%へ向上

【使用ツール】
Google Ads、Meta広告マネージャ、Instagram、Google Analytics

 

4-5. 受注・在庫管理・カスタマーサポートを担当してきた場合の記入例

受注・在庫管理・カスタマーサポートの経験は、注文から出荷後対応までの担当範囲と業務改善の実績を整理します。正確性や他部署との連携もアピール材料になります。

【職務経歴】
2022年5月~現在 株式会社○○
自社ECの受注管理、在庫確認、出荷指示、問い合わせ対応を担当。月間約4,000件の注文を扱い、物流部門や商品担当と連携して出荷・返品対応を実施。欠品や配送遅延時の顧客案内と社内調整も担当。受注~出荷後までの運用フロー改善にも参加。

【主な実績】
・在庫差異が発生しやすい商品の確認手順を見直し、在庫データの更新ルールを標準化
・問い合わせ内容をカテゴリー別に集計し、頻出する配送・返品に関するFAQを改善。問い合わせ対応の月間工数を約15%削減

【使用ツール】
ネクストエンジン、Zendesk、Excel

5. ECサイト運営の職務経歴書を仕上げるポイント

ECサイト運営の職務経歴書は、応募先との接点、経験の具体性、情報の扱い方まで確認すると完成度が高まります。ここでは、仕上げの段階で押さえたい3つのポイントを解説します。
 

5-1. 応募先で求められる担当領域に合わせてアピールする実績を選ぶ

応募先が重視する担当領域に合わせて、前面に出す実績を選びます。商品ページ改善を重視する求人ならCVR改善、販促企画を重視する求人ならキャンペーン実績を優先するなど、募集業務との接点が深い成果を中心に配置します。

求人票の仕事内容や必須・歓迎条件を確認し、自分の経験と重なる項目から実績を選ぶと、採用担当者が入社後に任せられる業務をイメージしやすくなります。実績の並び順も、関連性の高いものから整えると効果的です。
 

5-2. 自社EC・ECモール・使用ツールの名称を具体的に記載する

担当した販売チャネルや使用ツールは具体的な名称を記載します。楽天市場、Amazon、Shopify、Google Analyticsなど、実務で扱った環境が分かると経験が伝わりやすくなります。

ツール名には、「Shopifyで商品登録・ページ更新を担当」のように用途も添えましょう。使用期間を記載すると、経験の長さと実務で扱える範囲がより正確に伝わります。
 

5-3. 企業の機密情報に配慮しながら担当規模と成果を示す

担当規模や成果を示す際は、企業の機密情報に配慮しながら、経験の大きさが伝わる表現へ整えます。売り上げ額や顧客数などは、必要に応じて概数や比率を使う方法があります。

・月商約○千万円
・SKU数約○点
・前年比○%

取引先名や詳細な売り上げ額などは、業界名や規模感へ置き換えると具体性を保ちやすくなります。応募先へ提示できる情報の範囲を見極め、担当規模と成果の両方が伝わる形に調整しましょう。

まとめ

ECサイト運営の職務経歴書では、担当した販売チャネル、事業規模、業務範囲、成果を具体的に整理することが重要です。自社ECやECモールの運営経験、SKU数や売り上げ規模、使用ツールなどを示すことで、採用担当者がこれまでの経験を正確に把握できます。

実績は、売り上げやCVRなどのKPIの変化に加え、施策の目的・行動・成果を一連の流れで示すと、改善の背景が伝わります。数値化しにくい業務改善や他部署との連携も、具体的な変化を添えることで実績として評価されやすくなります。

最後に求人票を確認し、応募先が求める業務と関連の深い経験を優先して配置すると、職務経歴書の説得力が高まります。

ECサイト運営への転職を検討している方は、マーケティング・クリエイティブ職種専門の転職エージェントであるマスメディアンの転職支援サービスも活用できます。コンサルタントと経験や今後の目標、希望条件を整理しながら、自分では気づきにくい強みを見つけ、その強みを活かせる求人を紹介してもらえます。

執筆・編集

マスメディアン編集部
マーケティング・クリエイティブ領域に特化した転職支援サービス「マスメディアン」の編集チームです。業界・職種に精通したキャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーへの取材、企業の採用情報、公的機関や各種調査データなど、信頼できる情報をもとに記事を制作・監修しています。求職者が正しい情報をもとに納得のいくキャリア選択ができるよう、正確性・客観性・実用性を重視したコンテンツをお届けします。(厚生労働大臣許可番号:人材紹介 13-ユ-040475)

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