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転職エージェント面談の流れと準備・有意義に進めるポイントも解説

転職エージェントとの面談は、経歴と希望を伝え、求人紹介の方針を決める場です。何を話すのか、どこまで準備すればよいのか分からないまま当日を迎える方もいるでしょう。所要時間は60~90分程度で、経歴の整理からキャリア提案までを一度に進めます。本記事では、面談の流れを10のステップに分けて解説し、事前準備の7項目と、面談を有意義にする7つのポイントも紹介します。当日の進め方の理解にお役立てください。

目次

1. 転職エージェントとの面談の流れ

転職エージェントとの面談は、登録から今後の進め方の確認まで、おおむね決まった順序で進みます。所要時間は60~90分程度です。ここでは、[1]登録→[2]日程調整→[3]書類提出→[4]面談方法の選択→[5]サービス説明→[6]経歴の共有→[7]希望条件の整理→[8]キャリア提案→[9]求人情報の入手→[10]今後の進め方の確認という10のステップに分けて解説します。
 

1-1. 転職エージェントへ登録する

面談予約は、転職エージェントの申し込みフォームへの登録から始まります。氏名、連絡先に加え、在籍企業と期間、担当職種、保有スキル、希望職種や勤務地を入力します。

登録情報は担当者が最初に読む資料です。経歴欄が数行で終わると、面談当日にゼロから聞き取る時間が必要になるため、担当した案件の種類や工程まで書いておきましょう。
 

1-2. 面談の日程と実施方法を調整する

登録後、転職エージェントから面談日程の案内が届きます。メールや電話のほか、予約画面から直接指定できる場合もあります。マスメディアンの場合は完全予約制で、土日や平日夜にも対応しています。

在職中に予約する場合は、面談前後に会議やアポを入れないようにしましょう。初回面談は60~90分かかるため、直後に予定があるとキャリアの相談まで進まないことがあります。日程変更が必要になった場合は、分かった時点で連絡しましょう。
 

1-3. 履歴書・職務経歴書などを提出する

面談前に、履歴書と職務経歴書を提出します。クリエイティブ職はポートフォリオ、プランナー職は企画書も必要です。身分証明書を求める転職エージェントもあります。

以下の表は、マスメディアンが職種別に案内している書類です。
 
希望職種 履歴書(写真付き) 職務経歴書 ポートフォリオ 企画書 身分証明書
クリエイティブ
プランナー
営業
その他職種

書類は当日持参するだけでなく、事前にデータで送ると、担当者が内容を把握したうえで面談を始められます。
 

1-4. オンライン・電話・対面から面談方法を選ぶ

面談方法は、オンライン・電話・対面の3種類です。対応方法は転職エージェントによって異なるため、申し込み前に確認しましょう。マスメディアンでは現在、オンラインもしくは電話のみで実施しています。

オンラインは移動不要で画面共有が便利、電話は機材準備が不要、対面は紙の作品集を直接見せられる点が強みです。

作品を見せたいならオンラインか対面、日程優先なら電話、と基準を決めておくと迷いません。
 

1-5. 転職エージェントのサービス説明を受ける

面談はサービス説明から始まり、支援範囲や転職までの流れを確認します。求人紹介、応募書類のアドバイス、面接対策、日程調整、条件交渉のどこまで対応するかを把握しましょう。

費用についても確認します。マスメディアンはすべて無料で、求人企業からの紹介手数料で運営しています。
 

1-6. 職務経歴・実績・スキルを共有する

履歴書・職務経歴書・ポートフォリオを見ながら、担当工程・役割・成果の3点を中心に共有します。担当工程については、Webディレクターなら要件定義、進行管理、公開後の改善のどこを担ったのかを分けて説明しましょう。役割は、自分で手を動かした案件と、チームメンバーのリードや育成を担った案件に分けて伝えます。成果は、デジタル広告の運用担当であれば、媒体と予算規模、改善後の指標変化まで示します。
 

1-7. 転職理由と希望条件を伝える

転職理由は「現状の課題」と「転職で実現したいこと」をセットで伝えます。

希望条件は、職種、業種、担当領域、勤務地、働き方、組織規模などを伝えます。この段階では無理に絞り込む必要はありません。転職希望時期も併せて共有しましょう。
 

1-8. キャリアの方向性について提案を受ける

経歴と希望を踏まえ、キャリアコンサルタントからキャリアプランの提案を受けます。

例えばコーダーからWebディレクターへ、受託からインハウスへなど、次のステップが示されます。提案を受けたら、次の3年で積むべき経験を聞いておきましょう。
 

1-9. 求人や転職市場について情報を得る

求人票に書かれていない企業風土や職場環境、社長の人柄などの情報を得ます。

労働条件は書面で受け取りましょう。職業安定法第5条の3は、職業紹介事業者に対し、職業紹介にあたって求職者が従事すべき業務の内容と賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならないと定めています(※1)。

同じ職種名でも、広告会社と事業会社(インハウス)では担当する業務範囲が変わります。提示された業務内容と労働条件を読み比べると、求人ごとの違いが具体的に見えてくるでしょう。
 

1-10. 今後の転職活動の進め方を確認する

面談の締めくくりでは、求人紹介の時期、連絡のタイミング、連絡手段と頻度を確認します。

選考のスケジュール感も押さえておきましょう。選考の結果が出るまでの期間は企業によって幅があるため、目安を聞いておくと予定を立てやすくなります。

2. 転職エージェントとの面談前に準備すること

面談前の準備は、限られた時間を経歴の説明ではなく相談に使うために行います。ここでは、職務経歴と実績の整理、転職理由の言語化、希望条件の優先順位付け、履歴書・職務経歴書の作成、ポートフォリオの共有準備、質問の洗い出し、通信環境の確認という7項目を解説します。
 

2-1. 職務経歴と実績を整理する

面談前に、これまでの職務経歴を時系列で書き出しておきましょう。項目は次の5つです。

・在籍した企業と期間
・担当した案件の種類
・受け持った工程
・担った役割
・成果

実績の示し方は職種によって異なります。グラフィックデザイナーなら媒体の種類と年間制作点数、広告運用担当なら予算規模と担当媒体、Webディレクターなら担当工程と公開後の数値変化を添えましょう。

クリエイティブ職は成果を数値化できない場合もあります。その際は「指名で継続依頼が続いた」「翌年も同じシリーズを任された」など、事実で裏付けると評価の根拠になります。
 

2-2. 転職理由と実現したいことを言語化する

転職理由は、現状の課題と、転職で実現したいことをセットで整理します。課題だけを挙げると、避けたい環境しか伝わらず、次に進む方向を絞り込めません。

整理の観点は、担当領域、裁量、扱う商材、働き方などが使いやすいでしょう。「制作の下流工程しか任されていない」状況が課題なら、「企画段階から関わりたい」という表現に変換します。

考えがまとまっていなくても問題ありません。整理できていない点を正直に伝えれば、その前提で相談を進めてもらえます。
 

2-3. 希望条件に優先順位を付ける

希望条件は、譲れない条件と調整できる条件に分けておきましょう。すべてを満たす求人は多くないため、優先順位がないと判断基準が定まりません。

整理の観点は次の7つです。

・職種
・担当領域
・業種
・勤務地
・働き方
・組織規模
・待遇

7つすべてを譲れない条件にすると選択肢がなくなるため、上位3つに絞るのがおすすめです。
 

2-4. 履歴書・職務経歴書を準備する

面談前に作成する書類は、履歴書と職務経歴書の2点です。履歴書は写真付き、職務経歴書はパソコンで作成します。

履歴書には、学歴と職歴、免許・資格を記入します。職歴欄は企業名と入退社年月を省略せずに書きましょう。志望動機欄は面談の段階では空欄で構いません。

職務経歴書は以下の4項目で構成すると整理しやすいです。

・職務要約
・職務経歴
・スキル・使用ツール
・自己PR

職務要約は3~5行で経験年数・専門領域・強みをまとめます。職務経歴は、案件ごとに担当工程・役割・公開後の数値変化を記載します。

スキル欄には、Illustrator、Photoshop、Figmaなど使用ツールを挙げ、どの工程で使ったかを添えます。広告運用の経験があれば、扱った広告媒体の管理画面も記載しましょう。 自己PRは「強み→それを裏づける実績→転職先で活かせること」の順にまとめます。

体裁より情報量を優先し、見せ方は、面談の場で相談すると効率的です。
 

2-5. ポートフォリオを共有できる状態にする

クリエイティブ職を希望する場合は、面談で見せられるポートフォリオを用意しましょう。転職エージェントによって上限があり、マスメディアンではA4サイズ・30ページ・30MBが目安です。ポートフォリオサイトがある場合はURLも共有しましょう。

掲載作品は、点数より中身を重視し、貢献度の高いものや希望職種に近いものを5~10点に絞ります。代表作を冒頭に置き、媒体や職種ごとにまとめると担当領域が伝わります。

各作品には、次の5点を添えます。

・課題
・役割
・使用ツール
・制作期間
・結果

共同制作の場合は担当範囲を明記します。守秘義務のある案件は無断で掲載せず、事前に確認しましょう。
 

2-6. キャリアコンサルタントへの質問をまとめる

面談で聞きたいことは、事前に3~5つ書き出しておきましょう。経歴のヒアリングが中心になるため、質問を用意していないと聞きそびれることがあります。

質問例

・書類選考の通過率を左右する書き方
・応募書類・ポートフォリオの添削範囲
・担当キャリアコンサルタントの得意領域
・内定までの期間の目安
・在職中の面接日程の組み方

冒頭で「質問したいことがあります」と伝えておくと、後半に時間を確保してもらえます。回答はメモしておきましょう。
 

2-7. オンライン面談の通信環境を確認する

オンライン面談の場合は、前日までに通信環境を確認しておきます。確認項目は次の4つです。

・会議ツールのインストール
・回線の安定性
・カメラ・マイクの動作
・端末の充電残量

初めて使うツールは、テスト機能で映像・音声を確認しましょう。

画面共有でポートフォリオを見せる場合、当日はファイルを開いた状態で待機し、不要なウィンドウは閉じておきます。

在職中の面談は、周囲に会話が聞こえない場所を確保しましょう。接続が切れた際の連絡用に、電話番号を共有しておくと安心です。

3. 転職エージェントとの面談を有意義にするポイント

面談を有意義にする鍵は、判断材料をそろえて持ち帰ることにあります。ここでは、[1]情報を正確に伝える→[2]迷いを共有する→[3]市場価値を聞く→[4]求人動向を質問する→[5]条件の優先度を示す→[6]提案への意見を返す→[7]次の行動を確認するという7つのポイントを解説します。
 

3-1. 経歴・実績・転職状況を正確に伝える

経歴と実績は、事実のまま正確に伝えましょう。キャリアコンサルタントは、聞き取った内容をもとに求人を選び、企業へ推薦します。前提情報に誤りがあると、選考途中で認識のずれが生じ、入社後のミスマッチにつながります。

正確に伝えたい項目は以下の通りです。

・在籍期間
・役職
・担当した案件の範囲
・現在の給与
・保有する資格
・ツールの習熟度

案件は、主担当か補助かまで区別して伝えましょう。

ほかの転職エージェントを併用している場合は、その状況も共有します。応募済み企業と選考段階を伝えておくと、同じ求人へ二重応募する事態を避けられます。
 

3-2. 転職に対する迷いや不安も率直に共有する

転職するかどうか決めきれていない段階でも、そのまま共有して構いません。迷いの内容をキャリアコンサルタントが把握できると、現職に残る選択肢も含めて助言を受けられます。

共有したいのは、判断を止めている要因です。評価制度への不安、担当領域の変化、転職後に実績を出せるかという懸念など、悩みを具体的に挙げると、キャリアコンサルタントの専門的な視点から解決策を得られます。
 

3-3. 今の自分の市場価値を教えてもらう

自分の経歴が転職市場でどう評価されるかは、面談で必ず聞いておきたい情報です。多くの選考に関わるキャリアコンサルタントからは、自分では気づいていない強みを言語化してもらえます。

漠然と「市場価値を教えてください」と聞くより、以下の観点で尋ねると具体的な回答を得られます。

・今の経歴で応募できる求人の水準
・高く評価される経験と評価につながりにくい経験の違い
・書類選考で不足している要素

評価につながりにくいと言われた経験も、応募書類での書き方次第で印象が変わる場合があります。担当工程や工夫した点を補足すると、強みに転じることもあります。
 

3-4. 希望職種の求人動向について質問する

希望職種の求人動向は、応募のタイミングを決める材料になります。人材需要は事業環境によって変動し、募集が増える時期と落ち着く時期があるためです。

質問したいのは次の3点です。

・希望職種の募集件数の直近の推移
・応募要件として求められる経験年数・担当領域
・広告会社と事業会社(インハウス)で募集内容がどう違うか

募集が少ない領域を志望している場合は、求人が出た際にすぐ動けるよう、書類準備の段取りまで相談しておきましょう。
 

3-5. 希望条件と柔軟に検討できる条件を分ける

面談では、譲れない条件と調整できる条件を分けて伝えましょう。優先順位が示されていないと、キャリアコンサルタントはすべての条件を同じ重みで扱い、紹介できる求人が減ってしまいます。

譲れない条件は上位3つに絞り、それ以外を調整可能な条件として伝えるとわかりやすいでしょう。担当領域・業種は譲れないが、勤務地・出社頻度は調整できる、といった具合です。

条件を緩めた場合に選択肢がどれだけ広がるかも、その場で確認しましょう。勤務地と業種のどちらを広げると求人が増えるかなど、実際の求人数に基づいた回答を得られます。
 

3-6. 提案された求人への意見を具体的に伝える

紹介された求人には、感想ではなく具体的な意見を返しましょう。応募を見送る場合も、どの条件が合わなかったのかを伝えると、次の提案の精度が上がります。

伝えたいポイントは以下の通りです。

・業務範囲
・体制
・評価制度
・勤務条件

「運用業務が中心で企画に関われない」「制作チームが少人数で担当領域が広すぎる」など理由を挙げます。興味を持った求人は、惹かれた要素を具体的に伝えましょう。迷っている求人は、保留にしたい理由を添えて共有します。
 

3-7. 面談後に対応することと期限を確認する

面談の終わりには、双方が次に行うことと期限を確認しましょう。確認が抜けると、求人の紹介を待つ間に何も進まない期間が生まれます。

自分が対応する内容の例
・職務経歴書の修正
・再提出
・ポートフォリオの追加
・希望条件の整理し直し
・応募可否の回答

転職エージェントが対応する内容の例
・求人紹介
・推薦
・選考結果の連絡

それぞれに期日を置くと、次に動くタイミングが明確になります。書類の修正に時間がかかりそうな場合は、その見込みも面談の場で伝えておきましょう。

まとめ

転職エージェントとの面談は10のステップで進み、所要時間は1~1.5時間程度です。事前に職務経歴と希望条件を整理し、履歴書や職務経歴書を送っておくと、当日は相談に時間を使えます。経歴を正確に伝え、市場価値と求人動向を聞き、次に対応することと期限まで確認しておきましょう。

マスメディアンは、宣伝会議グループのマーケティング・クリエイティブ職に特化した転職エージェントです。経歴の整理や希望条件のすり合わせ、応募書類やポートフォリオのつくり方などに、業界と職種に精通したキャリアコンサルタントが伴走いたします。ぜひご利用ください。

※1:e-Gov法令検索「職業安定法」第五条の三(https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141)

執筆・編集

マスメディアン編集部
マーケティング・クリエイティブ領域に特化した転職支援サービス「マスメディアン」の編集チームです。業界・職種に精通したキャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーへの取材、企業の採用情報、公的機関や各種調査データなど、信頼できる情報をもとに記事を制作・監修しています。求職者が正しい情報をもとに納得のいくキャリア選択ができるよう、正確性・客観性・実用性を重視したコンテンツをお届けします。(厚生労働大臣許可番号:人材紹介 13-ユ-040475)

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