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社風は「仕事に真面目」。中途入社社員座談会─株式会社サイバーエージェント

東京

デジタル・IT

積極的に中途採用を実施しているサイバーエージェントのインターネット広告事業本部。今回は、異業種から転職した2名、同業界から転職した1名の、合わせて3名のアカウントプランナーの皆さんに、入社後の研修や現在の業務、これから挑戦したいことについてお話を伺いました。(マスメディアン編集部)

■参加者プロフィール
廣島洸さん
前職:デジタルマーケティング企業にてアフィリエイト広告を中心とする営業
現在:インターネット広告事業本部/アカウントプランナー

田代快さん
前職:人材紹介会社にて営業兼キャリアコーディネーター
現在:インターネット広告事業本部/アカウントプランナー

元永昂知さん
前職:大手電機メーカーにて法人営業
現在:インターネット広告事業本部/アカウントプランナー

──まずは、入社理由を教えてください。
田代:前職の人材紹介会社とサイバーエージェントで取引があり、社員と会ったことがありました。その人柄に惹かれたことが一番大きな理由です。ロジカルで、簡潔に事柄を進めていく姿を見て、この魅力的な人たちと一緒に仕事していきたいなと思って、転職を決めました。

元永:僕も入社を決めた理由は社員の人柄でした。新卒では大手電機メーカーに入社したのですが、大学時代からマーケティングに興味を持っていました。新型コロナウイルス感染症の拡大のなかで、お客さんとの接点が実店舗からEC、デジタルに移っていくのを目の当たりにし、デジタルマーケティングの重要性を再認識しました。マーケティングを仕事にしたいと思ったのですが、前職では組織上、担当職務以外の仕事には手を出しづらく、異動も見込めません。それで転職を考えていた時に、サイバーエージェントの社員の方とお話する機会がありました。若い時からバリバリ働いて、スキルも高い。挑戦を歓迎する社風だと聞いて、いいなと思いました。

──お二人は異業種からの転職です。入社してみていかがでしたか?
元永:最初は不安もありました。ただ、予想以上に研修や育成がしっかり組まれていて、未経験でしたが、担当業務にスムーズに入れたように思います。入社して1カ月間はみっちり研修。それ以降も、2カ月に1回位の頻度で、クライアントの課題分析から提案まで行う実践形式の研修があり、ベテラン社員が丸一日かけて指導してくれます。

所属しているインターネット広告事業本部は、僕が入社した2021年頃から中途採用を強化しています。体感で言うと、中途で入ってくる社員のうち、3割は業界経験者、7割は未経験者でしょうか。近い時期に入社して、一緒に研修を受けるメンバーがいるのは心強かったですね。

田代:規模が大きいながらも、ベンチャー気質は残っているところは魅力的でした。年齢層も若いですし、エネルギッシュな方が多い。新卒もバイタリティが高くて、年齢関係なく切磋琢磨していける、素晴らしい環境だなと思いました。

入社当初に少しだけ戸惑ったのは、発信文化が強いところですね。自己主張していかないと、どうしても埋もれてしまう。今振り返れば、最初からもっとぐいぐいアピールすればよかったと思います(笑)。

──廣島さまは同業他社からの転職です。入社理由をお聞きできますか?
廣島:大きく分けて2つあります。1つ目は業務内容です。前職ではアフィリエイト広告の営業をしていたのですが、提供するサービスは広告会社がつくるプランの中の1つになってしまいます。クライアントのWeb広告全体のプランニングに携わりたいと思いました。

もう1つは、今後もWeb広告業界に身を置くなら、リーディングカンパニーで働きたいと思ったから。優秀な方が多い中で、切磋琢磨してやっていきたい思いがありました。

転職したのは社会人歴2年3カ月の時です。早すぎるかとも思いましたが、むしろ若いうちにチャレンジしたいと思い、転職を決めました。

──入社してみてギャップはありましたか。
廣島:いい方のギャップがありました。中途よりも新卒社員にチャンスが回ってきやすい文化だという先入観を持っていたのですが、新卒・中途での差は全くありませんでした。

業務においては、中途採用者もしっかりと研修が受けられ、即戦力になれます。僕は入社して1カ月後、研修終了直後に、所属チームがコンペで獲得した新規案件を任せていただきました。

また、会社組織の活性化を目的としたさまざまなイベントや活動に、新卒・中途の分け隔てなく参加できます。こうした活動への参加は挙手制で、最初は手を挙げるのには抵抗がありました。ただ、新卒社員でそういった経験をしていたメンバーが、「社内でのつながりができ、仕事も円滑に進めやすくなる」と背中を押してくれたんです。実際に参加してみたところ、その通りで、いい機会をいただいたなと思います。

──会社や仕事に慣れるまでに役立った制度はありますか?
元永:社内での人間関係をつくる制度がいろいろあって、役に立っています。なかでも、「トレーナー・トレーニー」制度が一番手厚いです。同じ局の先輩が専属のトレーナーとなり、1年間、研修や仕事の相談に乗ってくれます。

田代:縦でも横でもない斜めの先輩、つまり別の局の先輩と関わりを持てる「ナナメン」制度もあります。自分の業務の話をざっくばらんに相談できる相手として、半年間ほど、面談を月1回実施します。僕はちょっと多めに隔週でやってもらっていた時期もあります。

上司に話しづらい相談ができたし、弱音を聞いてもらったことも。同じ営業職なので、的を射たアドバイスがもらえ、心理的な支えになっていました。また、食事や飲み会に連れて行ってもらって、他の局の社員とのつながりもできました。今でもその先輩とは仲良くしています。

廣島:他にも、入社3カ月以内に目標をクリアし、スターティングメンバー、つまり会社の戦力になることを目指す「スタメン」という研修制度があります。個々人がトレーナーと共に目標設定し、インターネット広告事業本部全体でその目標達成をサポートする研修です。課題に取り組むにあたって、先輩社員にわからないことを聞くと、「あの人に聞いたらいいよ」「Google広告に関しては第2本部に聞きに行ってみたら」など、いろいろな人を紹介してくれました。その過程で知り合いが増えましたし、巻き込み力を教わったように思います。

元永:あとは月1回、営業部門ごとに大きく分かれてオンライン会議をしています。その会議では、成功体験や、受注に至った経緯をインタビュー形式で発表するのですが、そこで成功してる方のノウハウを吸収できたのもよかったですね。

実は僕も一度、入社半年程度の頃に表彰を受け、その会議で発表したことがあります。コンペで新規獲得した大型案件の立ち上げにあたり、垂直立ち上げ(初回から大口の取り引きを成立させること)に成功でき、会議の場でインタビューを受けました。

──現在の業務内容をお伺いできますか?
田代:僕はアカウントプランナーとして、主に電子書籍やマンガアプリのクライアントを担当しています。入社して半年経った頃から、クラウドファンディングや通販サイトなど、Webサービス企業も担当するようになりました。

1つのクライアントには、1~3人の担当者が付きます。また、社内の他部署、例えば広告運用・分析を担当するコンサルタントや、Webデザイナーなどとも連携しています。

元永:僕は金融系、銀行や証券、保険など、金融関連を幅広く担当しています。

初めて担当クライアントを持ったのは、入社1カ月後、研修が終わった直後でした。OJT(実務を通した職務研修)ではなく、僕がフロントに立ちました。上司はトラブル時や重要な局面ではフォローしてくれる役回りです。当時はクライアントのほうが知識豊富でしたね。クライアントには恵まれたと思います。

廣島:自分の所属部署は、スキンケアや健康食品、コンプレックス商材がメインのクライアントです。そのなかで僕は、スキンケア系を2社、健康食品を1社担当しています。1社は先輩から引き継いだ企業です。もう2社は入社後、所属している局がコンペで獲得した新規のクライアントを任せてもらいました。

──印象に残っている仕事はありますか?
田代:直近の話なんですが、担当しているアプリ運営企業で、MAU(月あたりのアクティブユーザー数)が過去数年間で1番ひどい状況まで落ち込んでしまったことがありました。局内では解決できそうになかったので、データ分析の部署やDX支援の部署など普段関わりのないさまざまな部署に力を借りたいとお願いしたところ、皆さんが「クライアントの課題に会社として向き合って解決しよう」という姿勢で取り組んでくれました。それが新鮮かつ心強く、印象に残っています。

元永:入社して初めて担当したクライアントが、マス広告は総合広告会社、Web広告はサイバーエージェント、と依頼を出し分けている企業でした。Web広告での成果を上げつつ、マス広告を使わずに認知を獲得するデジタル起点のキャンペーンなども提案していたところ、大型のコンペに呼んでもらえるように。自分の提案をきっかけにそのような機会が得られたのは印象的でした。

廣島:僕も似た経験があります。サイバーエージェントともう一社、Web広告会社と取引があるクライアントがいました。当社の強みは広告運用だけではなく、例えば、キャスティングやメディア運営などの幅広い自社事業を使った提案ができることです。そういった提案を続けていたことを評価いただいて、そのクライアント内でのシェアを伸ばせたのは印象的でした。

──これからの展望、目標はありますか?
廣島:いつか自分のチームを持って、今、所属している局のような組織をつくりたいです。若いチームなんですが、人が温かいし、仕事への熱量が高い。これは局長の人柄によるものも大きいと思っています。ピンチの時は助けてくれますし、メンバーたちを進んで盛り上げる温かい人なので、見習いたいですね。

田代:僕は一度、Web広告プランニング・運用の専門家であるコンサルタント職を経験してみたいです。今は広告媒体のトレンドの移り変わりや各プロダクトの進歩の速度もすごく早いので、1つのプロダクトを極めてみたいです。社内にも、同じように、営業からコンサルタントに異動し、また営業に戻ってきた、という社員もいて、ロールモデルにしていきたいと思っています。

──異動の希望は通りやすいのでしょうか?
田代:半期、または四半期ごとに上長とのキャリア面談があり、そこで希望は伝えられます。実現するかどうかは各部署の体制やタイミング次第ですが、中途採用・新卒採用に関わらず、異動の制限はありません。

職種のみならず、キャリアは多種多様ですね。例えば、通常はプレイヤーからマネージャーへの昇進は一方通行だと思いますが、当社ではマネージャーを経験してからプレイヤーに戻り、活躍している社員もいます。

元永:僕も社内でいろいろな部署を経験してみたい気持ちがあります。マーケティングの知識をつけたいので、コンサルティングの部署や戦略立案に特化した部署などで経験を積んでいきたいです。

──職種の面でも、社会人としても、社内にロールモデルになる方がいるのは素晴らしいことですね。社員にはどんな方が多いですか。
元永:入社前は派手というか、キラキラしている人が多いイメージがありました。この先入観は誰しもが持っていると思うんですけど…(笑)。実際に入ってみると、その通りの人もいれば、そうじゃない人もいます。共通しているのは、仕事に真面目なことですね。一見派手で遊んでいそうな方も、仕事になると優秀で、成果を上げている。

田代:僕も全く同意です。真面目で素直で、仕事をちゃんと受け止める方であれば、物静かでもおしゃべりでも、それを受け入れる場所はある。なので、人柄よりは、仕事に対する姿勢に「サイバーエージェントらしさ」が出るのかもしれません。

廣島:付け加えると、仕事もプライベートも全力な人が多い印象があります。僕のトレーナーもそうです。仕事では注意や指導を受けることもあるのですが、終わったらリセットされてさっぱりしている。

田代:自分の意見をはっきり持っている人も多いです。例えば、飲み会も行きたくないなら「行かない」と言える人。ただ自己主張一辺倒ではなく、チーム感は大事にする、バランス感覚はある人が多いでしょうか。

──Web広告会社だと、もっと個人の成果が重視される環境なのかと思っていました。
廣島:個人単位、局単位じゃなく、会社で目標を達成しようという雰囲気はありますね。どの案件も、チームで取り組む。その上で、局、本部、分掌ごとの目標数値がある。それに向けて一体となって取り組む意識はあります。やっぱりすごく忙しくなるタイミングもあるんですけど、そういう時は上司や先輩社員が助けてくれる文化は、どの局にも共通していると思います。

──サイバーエージェントの社風や働き方について理解が深まりました。仕事に対する意欲が高い方、自分の力を伸ばしてチームで働きたい方にとっては働きがいのある環境ですね。本日はありがとうございました。

※2023年3月に取材した内容を掲載しています。

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