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広告業界を目指す方は「調整力」をアピールしよう

ノウハウ

社内外の立場の異なる人同士や部署間の意見をまとめるために求められる「調整力」。あまり目立たないビジネススキルですが、広告業界では特に営業職において、この能力が重要です。広告業界を目指す方がアピールすべき、調整力について解説していきます。

調整力とは?

調整力とは人と人の間に立って意見や主張の整理、すり合わせをし、グループ全体をまとめる力です。単にコンセンサスを得るだけでなく、そのことにより何らかの成果へと結びつけることを目的とします。
 
広告業界の営業職は、常に社内外での調整を行います。広告を発注したクライアント、社内のプランナーやデザイナーなど一緒に広告施策をつくるチームメンバー、社外で施策づくりに協力するクリエイターなど、ときには数十人にもおよぶ関係者での調整をします。施策を実施し目標の成果をあげるため、多様な立場、職種の方と綿密にコミュニケーションをとり、ときにはディスカッションもして連携を深めていくような組織間の協力体制をつくりあげていくことが必要です。

ビジネスにおける調整力の具体的なスキル

では、調整力にはどんな資質や能力が必要とされるのか、具体的にご紹介します。
 
専門分野の知識を持っている
立場の異なる人たちの意見をまとめるには理解力が必要であり、その理解力を支えるのは専門知識です。専門知識を持っていなければ意見を取りまとめる上での説得力も生まれないでしょう。一つの分野についてのみ知るだけでなく、幅広い知識を得ていることも大切です。
 
相手のニーズが把握できる
相手が何を求めているのかを把握できる能力は特に重要です。理解力、読解力、共感力といったものが関わってきます。意見や主張を額面どおりに受け取るだけでなく、ときにはその裏にある真意や思いを汲み取れるようにするべきです。
 
情報収集に対する活動を惜しまない
情報収集のためのネットワークを持ち、常に新しい情報を収集して、情報によって状況を把握・整理できる人物も重宝されます。
 
目標を発見し設定できる
調整は到達点がなくては成立しません。何を目標とするのかを定めて導いていく力が必須です。
 
人脈づくりへの積極性
普段の業務に関係する部署だけではなく、関係しない部署にも人脈を持っていれば通常では得られないような情報が入ってくることがあり、調整のための大きな力になります。社内外の人脈を広げる機会をつくる積極性があると、周囲からも頼られる存在になるでしょう。
 
合意形成の促進ができる
合意形成は関係者の相互理解によって本当に全員が納得できるかどうかがキーになります。そのためにはできるだけたくさんの意見を引き出し、活発で徹底的な意見交換や議論をしなければなりません。調整者にはファシリテーションの能力も求められます。
 
マメである
マメさがないと調整役は務まりません。頻繁に連絡するコミュニケーション能力、フットワークの軽さ、臨機応変さなどを身につけるべきです。

広告業界を目指す方は調整力をアピールしよう

現在他の業界で勤めており、広告業界を目指している方も、業務の中で上記のような調整力を活かした経験はあるのではないでしょうか。社内外の部署を巻き込んでプロジェクトを成功させた経験、特定の分野への自主的な勉強を怠らず、業務での成果へつなげた経験など、そういった経験は、広告業界でも評価され、業務に活用できます。ぜひ、日頃から意識してその力を伸ばし、アピールしましょう。選考時には具体的なエピソードを盛り込んで話ができると効果的です。