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面接官に響くプレゼン面接のコツと流れ

面接対策

転職活動にあたって、面接は避けては通れない選考過程ですが、広告業界では面接の一部をプレゼン形式で行う企業があります。プレゼン面接の目的を理解し、成功させるポイントをつかんで、プレゼン面接を突破しましょう。

プレゼン面接とは?

面接というと、面接官と面接者の質疑応答が一般的ですが、広告業界では職種問わず、プレゼン形式の面接を行うこともあります。事前に課題を与えられ、それに合わせた発表資料を準備し、当日は数分のプレゼンと質疑応答があるという形式が大半です。与えられる課題は、企業や特定の製品・サービスについてのプロモーションなど、実務に直結するものが多いです。しかし中には、自己PRとして自分自身についてや、応募企業でやりたいことについてプレゼンすることもあります。
 

プレゼン面接で重視しているポイント

プレゼン面接では、実務で活かせる能力を直接確認できるため、経験豊富な方より、営業からプランナーへのキャリアチェンジなど、応募職種に対して経験が浅い方に行われることが多いようです。ただ、プレゼン面接で実力を発揮できれば、経験に関係なく一気に内定に近づくチャンスです。評価ポイントを反映したプレゼン面接ができるようしっかり準備しましょう。

プレゼン面接の選考基準は、企業や職種によってさまざまですが、下記の4点に注力するとよいでしょう。

企画力
課題について適切に理解し、それに沿った企画を考えられているのか。そのアイデアに独創性や個性を感じさせる内容であればより良いですが、現実的で実現できるプランかどうかも考慮しなければいけません。
 
資料作成力
プレゼン相手が一目で理解できる資料にできあがっているか。使用する図や画像、フォントなどにも気を配りながら、プレゼン内容に沿った構成で作成することが大切です。

プレゼン力
企画内容を魅力的に感じてもらえるプレゼンができているか。話す内容や構成はもちろんですが、制限時間内に終わらせる時間配分、さらには話すスピードや抑揚の付け方、身振り手振りの表現などのプレゼンテクニックも見られています。
 
熱意(志望度)
プレゼン面接は、課題に対して企画を立てたり、プレゼン資料を作成したりと事前準備が不可欠です。特に在職中で転職活動をされている方にとって時間的な負担も大きいことでしょう。それでもプレゼン面接に挑むことは、熱意や意欲として評価されます。

プランナーであれば企画力、営業であればプレゼン力、クリエイティブ職であれば資料の作成力といったように職種によっても評価ポイントは異なります。さらに、企業や選考過程によっても重視するポイントはさまざまです。「企業はなぜプレゼン面接を行うのか」「プレゼン面接で評価されるポイントは何か」など事前に確認できるようであれば確認しましょう。

プレゼン面接の事例

ここでプレゼン面接の事例を一部ご紹介します。

総合広告会社/プランナー職
【課題】小売業者の販促キャンペーン施策
【詳細】実際の小売業者クライアントに対しての過去施策の情報を提供され、新たな企画を考え提案する
【評価のポイント】斬新かつ実現性のある施策の企画力

Webサービス運営会社/企画広報職
【課題】サービス利用促進のための、オフラインイベントの企画
【詳細】過去に実際に行われたイベントの開催後報告書を踏まえ、次のイベントの内容を企画し提案する
【評価のポイント】ロジカルに企画内容を説明できるプレゼン力

グラフィック制作会社/デザイナー職
【課題】制作物を作った自己紹介
【詳細】自己紹介ができる資料をサイズ・枚数問わず制作し、その制作物を基にプレゼンを行う
【評価のポイント】制作物のデザイン力と発表日までに仕上げるスピード感

プレゼン面接の準備について

プレゼン面接では準備が大切です。プレゼン本番でスムーズに伝えるためにも、下記の点を準備するようにしましょう。

資料づくりについて
プレゼン面接は、何週間も準備に時間が用意されていることはほぼありません。しかし、だからといって中途半端なものではなく、必ずプレゼン資料や発表内容は完成させる必要があります。デザイナーの方であれば、デザイン力も評価になるため完璧な資料を求められることもありますが、企業や応募職種によっては資料のアウトプットよりもプランニング力やプレゼン力を確認したい場合もあります。企業がなぜプレゼン面接を行うのかを見極め、どの部分に注力するのかメリハリをつけましょう。
 
プレゼン相手を確認する
プレゼンする相手がどういった職種の方なのか、それによって評価のポイントが変わります。資料づくりやプレゼン内容も修正すべきですので、誰がプレゼン相手か確認するようにしましょう。
 
アピールすべき点を絞る
プレゼンの時間は短いです。時間内に伝えたいことを分かりやすく伝えるには、簡潔さとシンプルさが必要です。いろいろなことを詰め込むとポイントがかすんでしまうため、アピールすべき点はなるべく少なくしましょう。
 
構成を分けて考える
話したい内容は構成を分けて考えることが効果的です。例えば、自分が最も伝えたいことである「主張」、その主張に行きついた理由などの「根拠」、最終的なまとめである「結論」に分けて考えてみましょう。また、その発表内容に沿った資料づくりをすることも大切です。
 
想定質問を考える
プレゼン後に相手からどのような質問が想定されるか、そしてその回答を考えておきましょう。

プレゼン面接を成功させるには?

プレゼン面接を成功させるには、本番前には何度も練習をして臨むといいでしょう。練習時は話すスピード、一本調子にならず抑揚をつけて話す、一方通行のコミュニケーションにならず聞いている側が理解しているかどうかの確認なども注意してください。プレゼンの準備がきちんとできていれば、自信にもつながります。友達や家族の前で練習すると、より本番に近い雰囲気でできるのでおすすめです。