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求む・顧客目線のグラフィックデザイナー! 膜構造の世界トップシェアを誇る建築会社が目指す脱皮とは?─太陽工業株式会社

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東京ドームや埼玉スタジアム2002を代表に、大学や駅舎など日本にはさまざまな膜構造の建築物があります。そうした建築物を次々と生み出し、世界でもトップのシェアを誇っているのが、太陽工業です。近年では、2019年に建築業界の最も権威ある賞「日本建築学会賞」を受賞したことや、膜の技術を用いて新型コロナウイルスの防護服をつくったことでも話題となりました。そんな業界のフロントランナーは今、強みである膜の技術を起点に、より上流からクライアントの課題解決を担う新しい事業を開始し、ビジネスの変革期を迎えようとしています。太陽工業の取り組み、そして今回募集しているデザイナー職の具体的な業務について、デザイン戦略室長の朝倉淳さんとデザイン戦略室 市場開発一課長の池田真也さんにお話をお伺いしました。(マスメディアン編集部)

──まずは、お二人のご経歴を教えていただけますか?
朝倉:私は20年間、建築業界で働いてきました。キャリアの最初の8年間はアメリカの建築設計事務所で設計を行い、残りの12年は日本に帰ってきて、外資系の建築事務所で就業。建築デザインに関わりながらリーダー育成も担当していました。前職の最後の3年間は会社のマネジメントディレクターもしていましたが、その頃に仕事で知り合ったご縁で、2020年8月からデザイン戦略室の設立準備のために太陽工業に関わるようになりました。

池田:私は2012年に新卒で太陽工業に入社しました。そこから、民間・公共事業への建築物の営業活動を行ってきました。2019年から東関東営業所長に就任し組織で働く人たちを活かし、また組織が果たすべきミッションを達成するためのマネジメントを行っておりました。

──太陽工業が展開するサービスについて教えてください。
朝倉:マスメディアンに登録されている、広告やメディア業界の方々には馴染みがないかもしれませんが、膜構造建築物で世界トップクラスのシェアを誇る会社です。膜構造建築物とは何かと言うと、我々が手掛けた東京ドームを例に挙げればイメージが浮かぶかと思います。また、他にも日常のさまざまな場面に膜構造建築物はあります。テニスコートやゴルフの打ちっぱなしなどの屋内運動施設や、工場の屋根などにも膜構造は用いられています。

池田:皆さんの身近に太陽工業の製品は数多くあり、普段使っている駅や商業施設、スポーツやコンサートを楽しむドームなど、人々が行き交う場所と人々が集まり同じ価値観を共有する施設を包んでおります。

日本建築学会賞を受賞した「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」

──建築物以外にも膜は用いられていますか?
朝倉:ベースは建築ですが、他にも膜に関わるさまざまなものをつくっています。物流に用いるコンテナバッグや、「ふわふわドーム」という子どもに人気の膜状トランポリンも手掛けています。最近ですと、膜で新型コロナウイルスと闘う「医療従事者を護るスーツ」を開発して話題になりました。膜は柔らかさや軽さ、加工のしやすさなど、非常にポテンシャルの高い素材なんです。ただ、世の中一般であまりその存在が認知されていないので、非常にもったいないと思っています。

──さまざまな活用方法があるのですね。次に、デザイン戦略室の役割について教えてください。
朝倉:デザイン戦略室は2021年の1月に新しく発足する部署です。今まで当社は、膜に関するさまざまなお仕事をいただいてきました。しかしながら、与えられた課題に対してやりきることは得意なのですが、課題自体が宙に浮いている時に、自分たちから提案を出すのが苦手な会社だったんです。例えばお客さまから、「土地が空いているので何かに使いたいけれど、どうしたらよいと思う?」と相談された時に、すぐに提案が出せませんでした。デザイン戦略室は、そうした相談にも対応できるよう、膜を起点にして、ゼロから総合的な企画・提案を行い、最終的には実際に空間や建築物をつくることまでを目指しています。

──製造だけではなく、より上流の課題解決から関わるイメージでしょうか。
池田:我々は膜に関して圧倒的な強みがあるので、お客さまとの信頼関係を構築することができています。その結果、ただ製品を提供するだけのメーカーとしては見られなくなってきています。強い信頼関係から、営業に総合的な相談をいただくことが増えてきているので、その相談にも対応できる提案をしていきたいと考えています。

朝倉:例えば「ふわふわドーム」も、遊具としてつくったらおしまいではなく、環境としての「遊び場」自体を提案することで幅が広がります。膜はあくまでベースで、その周りに付属する空間ごと提案していく。そうした仕事をこれからどんどん増やしていきたいと思っています。デザイン戦略という名前の部署ですが、実際に行う業務は営業戦略でもありますし、ブランド戦略でもあります。何でもできる本当に面白い部署だと思っています。

──デザイン戦略室にはどういったメンバーが配属される予定ですか?
朝倉:営業から異動するメンバーがメインで、そこに設計出身者や今回募集しているデザイナーが加わります。ここにいる池田も営業出身です。当社では基本的に営業の社員しか、お客さまと対話するノウハウを持っていないので、やはり新しいことを提案するにも営業経験がある人が必要だと考え、部署に配属しました。

(左)デザイン戦略室長 朝倉淳さん (右)デザイン戦略室 市場開発一課長 池田真也さん

──そうした新しい部署で、今回募集しているデザイナー職種に任せたい仕事は何でしょうか?
朝倉:将来的に企画やディレクションにも挑戦していただきたいですが、今はまずはデザインスキルやクリエイティビティの高い方を求めています。具体的に言うと、例えば企業に総合的な提案する際に、一緒にプレゼンテーションをつくっていただける方を求めています。私たちが考えていることを理解し、スライドの構成や画を一緒に考える。そして、IllustratorやPhotoshopなどでアイデアを形にしてほしいと思っています。コンセプトづくりや、ストーリーを構築する力、グラフィックや文章の伝え方などに長けている人を採用したいですね。経験よりも、その人自身の思考力を採用基準にしています。

──広告・クリエイティブ業界に強いマスメディアンに求人を出すのはなぜでしょうか?
朝倉:これから我々の部署で行う仕事は、顧客目線が何よりも大切になります。今までは与えられた課題に対して返すだけでしたが、これからは問題を深堀りするところから始めなくてはなりません。まずお客さまの目的を理解し、エンドユーザー目線で考えることができないといけません。その場合、相手に響くように「納得」の先の「共感」まで求められるため、ストーリーを構築する能力を持った人が必要になってきます。その要件に、広告業界でクリエイティブ経験のある方はマッチすると思っているからです。

──求人情報に「ビジュアルコミュニケーションをデザインする」と書かれていましたが、これは具体的にはどういう意味でしょうか?
朝倉:先ほど述べた通り、ビジュアルを使って、相手に考えや思い、価値を伝えることを担ってほしいということです。これは、ゆくゆくは社外に対してだけでなく、社内に対しても行っていただきたいと思っています。ビジュアルを使って、インナーブランディングをしたり、仕事のプロセスのガイドラインをつくったりすることも任せたいと思います。

──マインド面ではどのような方を求めていますか?
朝倉:新しいことをすることに前向きで、待つよりも先に動くことができる人を求めています。太陽工業には、与えられた仕事を確実にこなせる社員は多くいます。それはもちろん良いところでもあり、強みでもあるのですが、新しい提案を生み出すためには、とにかくやってみようと突き進む人が必要です。そうしたマインドの社員はまだまだ少ないので、デザイン戦略室では、リアクティブに待ちの姿勢で対応するのではなく、自分からアクティブに提言できる人材を求めるし、育てていきたいと思っています。

採用においても、経験値よりもマインドを重視し、積極的にポテンシャル採用をしていきたいと考えています。

──会社の雰囲気を教えてください。
朝倉:今、会社自体が大きく変わってきています。今まで課長職は40代の社員が担っていましたが、ここにいる池田は31歳で課長になっています。年齢ではなく実力を重視したり、組織体系も部署ごとの独立採算だったカンパニー制を廃止したり、新しい文化が生まれてきていると思います。

池田:会社の根幹になる部分に多くの中途社員が入社したことで、企業として大きく変わってきていると思います。新卒社員も多い会社ですが、中途社員が働きにくい環境ということはまったくありません。逆に中途社員の方がのびのびと活躍している印象があります。

──最後にメッセージをお願いします。
朝倉:我々は膜のトップランナーですが、まだまだその枠から抜けることができていません。ですが、ポテンシャルは間違いなくあるので、脱皮したいと思っています。自分たちの強みである膜を活かして、信頼してくださるお客さまにもっと寄り添える提案ができれば、仕事の幅が広がっていくはずです。そういう意味では、デザイン戦略室は、会社で一番面白いものが集まる場所だと思っています。私自身、「やりたい」と思ったことが実現できる環境で働けることは、楽しくて仕方がありません。

そして、私たちの部署は本当に新規の立ち上げなので、正解がありません。逆に言うと意見も言いやすく、チャレンジしやすい環境だと思います。ポテンシャルも重視しますので、受け身ではなく積極的に提言して、自らの可能性に挑戦しようという方の応募をお待ちしています。

池田:デザイン戦略室は、当社初のデザインチームになります。太陽工業が始まって以来の新しい取り組みの部署で、一緒に変わっていけるよう、頑張っていただける方に応募していただけるとうれしいです。

──強みである膜の技術を用いて、さまざまな課題解決に取り組もうとしていることが伺えました。今後の展開が楽しみです。本日は貴重なお話、ありがとうございました!

※2020年12月に取材した内容を掲載しています。