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「アソビゴコロ×テクノロジー」で今までにない新しい体験を生み出す─株式会社ジュニ

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「アソビゴコロ×テクノロジー」で、今までにない新しい体験を生み出すデジタル制作会社、ジュニ。型にはまらないユニークな発想とデジタルクリエイティブが強みの同社は、「アソビゴコロで、世界をハッピーに変えていく。」という理念を掲げ、デジタル技術(3D、VR、ARなど)を取り入れたWebサイトや体感型コンテンツを制作しています。本日は、Webディレクター兼プランナーのK.Iさんに、ジュニへの入社経緯や仕事の面白さについて、お話を伺いました。(マスメディアン編集部)

──まずは、K.Iさんのご経歴を教えてください。
新卒で、主に不動産広告を制作するグラフィック制作会社にコピーライターとして入社し、5年ほど勤めた後、大手電機メーカーをメインクライアントとする制作会社に転職しました。そこでは、商品カタログの制作や、技術実験・商品開発に関する取材、記事の作成などに携わりました。技術実験や商品開発の現場を取材していると、面白い仕組みが生み出される様子にワクワクしました。そして次第に、伝える側ではなく、生み出す側になりたいと思うようになりました。

当時の私は、コピーライティングだけではなく、プランナーとしての役割も任されるようになり、企画することへの面白さを感じていた頃でした。仕組みや演出を考えることが好きで、思いついたアイデアを日頃からノートに書き溜めていました。しかし、グラフィックデザインが中心の前職では、実現できないアイデアも多かったのです。また、デジタル化が進む中で新しいものを生み出していくためには、デジタルスキルを磨く必要があると思いました。そこで、「コピーライターの肩書にこだわらずに、もっとデジタルに強い会社で、アイデアをかたちにしていきたい」と決心し、Webディレクター兼プランナーとして、ジュニに入社しました。

──さまざまなデジタル制作会社がある中で、どうしてジュニに入社を決めたのですか?
まず、「エンジニアが自社にいること」を転職先の条件にしていました。デジタルクリエイティブで新しい体験を生み出すためには、テクノロジーの力が重要です。さらに「アイデアを絶対に実現する」という共通の思いを持ち、社内で切磋琢磨しながら制作できる環境を希望していました。開発を外部に依頼すると、実現できないと言われてしまう可能性も高い。そのような状況に妥協して、ありきたりのものをつくりたくはありませんでした。泥臭くても、失敗しても、自分たちで生み出すことを楽しみたかったのです。ジュニは、「それは無理だよ」とアイデアを夢で終わらせない会社だと感じたため、ここでなら自分のやりたいことができるのではないかと期待して入社を決めました。

株式会社ジュニ Webディレクター兼プランナー K.Iさん

──実際に入社してみて、いかがですか?
想像以上に、エンジニアチームがすごかったです(笑)。常に新しい技術を学び続けている方ばかりで、それを実際の案件にすぐ応用しています。ジュニは実現する力がとても高いと思います。それはエンジニアに限らず、デザイナーも同じです。デザインのセンスやスキルが高いだけでなく、3Dデザインについても勉強しているなど、表現の幅がすごく広いです。だから、自分が本当に良いと思ったアイデアを素直に伝えれば、実現の道筋を一緒につくってくれるのです。アイデアを伝える前から、「これはできないだろうな」と諦めることがなくなりました。もちろん、魔法のように全部実現できるわけではありませんが、「チャレンジしたくないからできない」「新しすぎてできない」と否定されることはありません。

さらに驚いたことは、アイデア力です。私自身、アイデア力で勝負したいと思って入社しましたが、ジュニのメンバーはみんな、その力を備えていました。Webサイト制作という仕事ひとつを取っても、「こんなギミックがあると面白い」「このコンテンツには音楽プレイヤーを搭載しよう」など、毎回違う企画を提供しています。みんながさまざまなアイデアを出し合って、新しいことにチャレンジするのが当たり前なのです。

──新しいことにチャレンジした事例を教えてください。
エンタメ企業をクライアントとしたオンラインフェスの制作が印象に残っています。「4会場で開催しているライブを、1つの画面で同時に生配信したい」というのがクライアントの要望でした。動画プラットフォームはたくさんありますが、4会場を同時に生配信できるプラットフォームの開発は新しい試みでした。いろいろと試行錯誤した結果、Web上に3D空間をつくり、そこに4つのモニターを浮かべるデザインにしました。画面をタッチすることで、それぞれのモニターの位置を前面、後面とリアルタイムで切り替えることができます。4つの会場のライブを見比べながら、じっくり見たいモニターを選んで楽しむことができる仕組みをつくりました。このオンラインフェスは、Twitterトレンド1位にもランクインし、大きな反響があったことも嬉しかったです。

また、私がメインの担当ではないのですが、会社として取り組んでいる事例として、「音のAR(拡張現実)体験」を提供するプログラム「SoundMap(*1)」は新しいチャレンジだと思います。各スポットの位置情報をもとに、その場所のためにつくられた音声コンテンツを聞くことができるプログラムです。渋谷観光協会とも協力し、海外などの遠隔地から地図を表示してバーチャルで明治神宮を散策し、各スポットの案内を音声で聞くことができる設計にしました。コンテンツの開発や翻訳・録音まで当社が推進しており、ジュニの技術力やフットワークが実現したチャレンジングな事例だと思います。

ジュニのオフィス風景。卓球台型のテーブルがあり、家具にもアソビゴコロがつまっています。

──コピーライターからWebディレクター兼プランナーに転身したことで活かせた経験はありましたか?
企画書をつくるときに構成や言葉を考える場面では、コピーライターとしての経験がそのまま活かせています。また、構成力はWebサイトを設計する上でも役立っていると思います。一方で、Webの知識が足りない点は苦労しました。

──Webの知識については、入社後に勉強されたのですか?
はい。本を読んだり調べたりしながら、今も必死に勉強しています。前職でWebサイト制作の案件もあったので、ビジュアル面での意見は出せるのですが、サーバーやドメイン取得といったインフラの知識や、デジタル技術に関する知識は全くありませんでした。Webディレクターとして、発注からサイト公開までを一貫して企画・制作進行するために、把握しなければならない専門知識は山ほどあります。また、クライアントはジュニに対して、デジタルクリエイティブにおけるプロの知識を求めているので、焦りもありました。

ただ、悩みながらもさまざまな案件を経験していくうちに、「新しいチャレンジでは、誰も答えを持っていない」と気付きました。それならば、自分も対等に答えを出しても良いのでは……とマインドセットできたのです。コンセプトやアイデアを考える部分は自分にもできる。だから、Webの知識がないことに引け目を感じずに発言していこうと思うようになりました。ジュニの頼られるWebディレクター兼プランナーになるため、もちろん引き続きデジタルクリエイティブのスキルは高めていきたいです。しかし、弱い部分は素直に周りにサポートしてもらいながら、自分の得意な領域で成果を出していきたいですね。

──K.Iさんの今後の展望を教えてください。
今は、アウトプットとしてWebサイトを制作することが多いですが、今後はリアルとバーチャルを組み合わせた新しい体験を、もっと生み出していきたいです。会社としても、VRやARを活用したコンテンツやゲーム、プラットフォーム、デジタルアートなど、ワクワクするような仕事を増やしていきたいと考えています。

──最後に、応募を検討している読者の方へメッセージをお願いします。
「アソビゴコロ」を重視しているジュニでは、「アソビゴコロのあるモノをつくる」だけではなく「自分たちが楽しむ心」も大切にしています。クライアントファーストであることはもちろんですが、この価値観を貫いてきたからこそ、クライアントもそれを理解してくれているように思います。ありきたりな仕事はジュニに任せなくていい。ワクワクするような面白い仕掛けを期待しているからジュニに任せるのだという認識を持っていただけています。このような好循環をつくれていることが、ジュニの良いところだと思います。面白いアイデアは思いつくのに、それをかたちにする場が見つからない方は、ぜひ一緒に働きましょう。ジュニであれば、そのアイデアを実現できるかもしれません。

──自分たちが楽しみながら新しいことにチャレンジしていく社風はとても素敵ですね。本日はお話しいただきありがとうございました。



*1:SoundMapは、株式会社デジタルガレージ、株式会社カカクコム、KDDI株式会社が共同で運営するオープンイノベーション型研究開発組織であるDGLabの提供するWebAR技術を活用してリリースされたサービスです。

※2020年8月に取材した内容を掲載しています。

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