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エンタメに強い広告会社として唯一無二の存在感を放つ─株式会社クオラス

企業特集

宣伝会議の調査による2017年の主要広告会社売上高ランキングで10位のクオラスは、2007年にフジサンケイグループの広告会社4社が合併し、発足した会社です。エンタメに強い広告会社や銀行をメインクライアントとした広告会社等、多種多様なクライアントを扱う広告会社が合併して12年、風土が混ざり合うことでシナジーが生まれ、ビジネスチャンスが広がっているそうです。そんなお話を執行役員の山崎賢一さんに伺いました(マスメディアン編集部)。

──まず、クオラスの成り立ちについて教えてください。
クオラスは、2007年10月にフジサンケイグループ系列の広告会社である4社が合併してできた会社です。ビッグショットはエンタメに強い広告会社、富士アドシステムは銀行をメインクライアントにした広告会社、フジサンケイアドワークは産経新聞系列の広告会社、ティーコムコーポレーションはフジテレビグループのPR会社です。そして、2014年に総合広告会社である協同広告が加わりました。それぞれ特徴のある5社が集まったユニークな会社です。

──合併から12年経ちましたが、現在のクオラスについて教えてください。
それぞれカラーのあった5社ですが、部署もクライアントもシャッフルを繰り返して、5社の特色がミックスされ、面白いケミストリーが生まれてきています。私が統括している第1営業局は、旧ビッグショットが母体となっていますが、エンタメ企業はもちろん、他業種のクライアントを担当しているチームもあります。社内でいろいろな業種を担当しているため、クライアント同士のコラボレーションが生まれ、クライアントへの提案の幅も広くなりました。

例えば、音楽やアニメ、映画などのコンテンツメーカーはオウンドメディアを運用していたり、自主興行を行ったり、自社コンテンツをマルチな形でビジネス展開しています。その事業展開に一般クライアントの商材のプロモーションを取り入れることが社内調整でもできるんです。エンタメ企業とナショナルクライアントのアライアンスやタイアップを組んだりすることができるのも現在のクオラスの特徴でもありますね。実際にクライアントから反響があり、アライアンス推進部という専門の部署を立ち上げました。この部署はコンテンツとスポンサーを上手く結びつける役割を担っています。

──各社が持つ特色がうまく結びついたことでビジネスの幅が広がっているのですね。
企業がコンテンツメーカーとコラボレーションできるこの座組は、新規獲得に大きく寄与しています。競合コンペで勝つ確率が少しずつ高まってきています。それは提案の幅が広がっていることもありますが、クリエイティブ力やマーケティング力、プランニング力も徐々についてきて、会社の機能がレベルアップしていることも大きいです。

──グループ会社のフジテレビとの関係はいかがでしょうか?
広告会社なので、基本的にすべてのテレビ局と全方位的にお付き合いをしていることが前提ですが、もちろん、フジテレビとの仕事もあります。イベントや興行などを一緒に実施することもあります。コミュニケーションは密にとっていますし、情報交換もしています。グループのメリットが出せる場合は提案に意識して盛り込んでいますね。

──エンタメ企業のプロモーションをお手伝いする際、具体的にどのような仕事をされているのですか?
例えばアニメの場合、作品をプロモーションするために地上波を軸としてテレビ放送をするお手伝いをしています。それ以外にもファンクラブをつくったり、声優のコンサートのようなイベントを開催したり、さらにそのイベントで売るグッズをつくったり、ときにはプレミアム旅行を企画することもあります。

──コンテンツメーカーと貴社の違いは何ですか?
音楽やアニメ、映画、アプリなどのコンテンツメーカーは、やはりコンテンツをつくることが事業ドメインであることです。当社は、コンテンツメーカーが生み出したコンテンツの魅力をいかに効率的にユーザーに伝えるかということを軸にしています。コンテンツメーカーとユーザーの間に立ち、双方をコネクトしていくことで、手がける事業が拡大していきます。

──エンタメ業界担当となると、変則的な勤務になる印象がありますが、実際はどうでしょうか?
確かに、イベントは土日に開催することが多いですし、グッズの販売を担当している場合はツアーに帯同することもあります。当社は、フレックスタイム制を導入していますし、振替休日の取得を促しています。有給休暇の取得も含めて、バランスはそれぞれ個人の裁量にまかせています。チームを組む場合は上長がうまくコントロールしています。

──社内の雰囲気はどうでしょう?
5社が合併してできた会社ですが、セクショナリズムもないですし、明るくて仲が良いですね。若い人もベテランの人も、垣根を超えてともに物事を考え、意見を出し合っていく風土が根付いています。5社がミックスされ、いろいろな血が混ざりあっているので、やってはいけないことが少ないです。営業がプランニングすることもできますし、クリエイティブに関わることも可能です。チームにアサインされたメンバーは自分が担当する分野だけをやるのではなく、枠を超えて対応していきます。それがチームのビルドアップにつながっていくと思っています。

執行役員/営業本部第1営業局長 山崎賢一さん

──領域を超えて携わることができる、それがクオラスで働く上での魅力なのですね。
枠にとらわれないことはすごくいいと考えています。広告会社として、広告をただつくって終わりではなく、1つのコンテンツ(広告)をたくさんの人に知らしめ、共感や感動をつくっていくのがわれわれの仕事です。そこからさらに、新たな収益事業を一緒につくっていくこともあります。プロジェクトの一部分だけに関わるのではなく、始めから終わりまで関わるということは魅力だと思います。

──今後の展望についてお聞かせください。
現在、日本のビジネスモデルを海外でも展開するアニメ制作会社やコンテンツメーカーが出始めています。コンテンツホルダーやメーカーが海外へ進出するのであれば、広告会社としてプロモーションを支援するにあたって一緒に海外進出する必要があるでしょう。そのために営業としてできることはまだ限られていますが、今後、海外の会社とアライアンスを組んだりするための対応力はつけていかなければならない。たとえば日本のアニメーションのコンテンツ力は日本の大きな財産だと思います。そこで何をやっていくのか、可能性は無限大だと思います。

──他社との競合も考えられますが、どう戦っていくのでしょうか?
世の中が多様化している現在、クライアントから求められているのは事業規模ではないと思っています。だから、仕事の中身で勝負します。他社が思いつかないような仕事をして差別化を図る戦い方をしていく。そのために私たちはユニークな存在でありたいと考えています。

──規模ではなく、独自性で勝負することで、オンリーワンの存在を目指すのですね。そんなクオラスではどのような人が活躍できると考えていますか?
経験よりポテンシャル、やる気を重視しています。クライアントにパートナーとして認められることにやりがいを感じ、新しいことに興味を持って日々キャッチアップしていける人、本当にこのビジネスに興味がある人が活躍できるのではないでしょうか。

──お話ありがとうございました。

※2019年5月に取材した内容を掲載しています。

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