クライアントの根底には“リアル”が絶対ある。だからUXを考え抜く―SHINKA

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企業特集

エイベックスや、LDH、SHIBUYA109、H&Mなど名だたるエンタメ・ファッション系のWebサイトやSNSの企画・運営をおこなうSHINKA。今回は同社の若手社員3名にお話を伺いました。業務内容について掘り下げていく中で「SNSの案件だけど、クライアントの根底には“リアル”がある。だからユーザーエクスペリエンス(顧客体験)の意識を忘れてはいけない」という話が強く印象に残りました。
(マスメディアン編集部)

Sales Div. 井上雄大氏


――さっそくですがおひとりずつ簡単に自己紹介をお願いします。
井上:営業を担当しています。実はSHINKAには10月2日に入社したので、1カ月も経っていません。もともと動画配信事業のマネジメントで応募したのですが、入社前に「よかったら営業をやってみないか?」という話をもらい、その方が自分にとってはプラスになると思い、営業職で入社しました。前職では、イベントの運営や施工をおこなう会社にいました。ガッツリ現場で施工をしていたので、働き方がガラッと変わりました(笑)。

原田:マーケティング部でエディターをしています。大学4年生で、SHINKAの内定をもらい、8月からインターンとして、週3回で働いています。

杉浦:私はマーケティング部のディレクターをしています。井上・原田は社歴が浅いですが、私はもうすこし長くて、入社から1年半経ちました。SHINKAの前はECサイト運営会社での営業や、アパレルメーカーの通販担当など、ECまわりの仕事をずっとやってきました。在庫をいろんなECサイトに分配させて売り切れたらすぐに補充したり、商品画像を自分たちで撮影してよく見せたりすることで、ECサイト経由の販売数字の拡大を目指していました。

――ではつぎに、転職活動や就職活動をするなかで、なぜSHINKAを選んだのでしょうか?
井上:「自分自身の力で生きていく」が僕の将来の目標です。そのため、いまはなんでも吸収し、早く成長していきたいと考えています。それを満たしてくれそうだったのがSHINKAでした。自身の力で生きていくには、全部を把握できるプロデューサーのような能力が必要だと思いました。そういう面で、ちょうど営業職での入社となって良かったです。

Marketing Div. 原田侑弥氏

原田:就活で自分が好きなものってなんだろうと考えたときに、身近に利用しているSNSでした。それで、SNS系の会社を探していくなかで、SHINKAに行き着きました。あと、クライアントがアパレル・エンタメ系で、自分の興味のある分野だった点も魅力的でした。それと就活中に意識していたことが「自分のやりたいことができる」。大学ではデザイン学科だったため、クリエイティブな職業に就きたいという思いがありました。IllustratorやPhotoshopを使いながらコンテンツ編集できる人って少ないと思うので、そういう面で入社したら活躍できるなっていう自負もありました。

杉浦:私は、最終的に自分でECサイトを立ち上げるという目標があったのですが、これまでのキャリアはECサイトの運営が中心で、PRやSNSを使ったマーケティングの知識が一切ありませんでした。ひとりで立ち上げるためには力をつけていかないと、マーケティングの勉強をしないと、と思いSHINKAに入りました。

――なるほど、「自分の力で」という共通のメッセージが出てきました。貴社ではなんでも挑戦できて、力を身につけられるのでしょうか? 
杉浦:そうですね。チャレンジさせてもらえる環境はすごくあります。もちろん、そこから先は自分次第なのですが。

Marketing Div. Director 杉浦里奈氏

――杉浦さんは入社してからどのような業務を担当されているのでしょうか?
杉浦:去年は私の上に先輩ディレクターがいて、基本的にその人の指示の下アシスタントとして手を動かしていました。彼が今年の3月に抜け、彼の担っていた業務をすべて引き受けました。このため、去年までは受動的だった部分があったのですが、自分で考えてやる業務が増えました。さらに、そのタイミングで会社の案件もガラッと変わりました。ウルトラジャパンなどイベントに向けた集客プロモーションから、エイベックス、LDH、楽天のSNSの運営やコンサルティングになりました。

――実際に携わっている案件について詳細教えていただけますか?
杉浦:LDH、エイベックス、楽天ではLINEのコンサルティング・運用で、アシックスではInstagramの運用も。SHIBUYA109はSNS全般のコンサルティング運営をしています。

SNSのコンサルティング・運用というのは、先方のSNS担当の方に対して運用方針のコンサルテーションや、代理で投稿などをするイメージです。またクライアントから販売スケジュールを共有され、そこに合わせてSNSでのプロモーション戦略を組んだりします。さらに店頭のイベントと絡めたSNSキャンペーンの企画・提案などもおこなっています。

――他社でもSNSやファッション・エンタメに強い会社もあるかと思います。そのなかで、そうそうたるクライアントが貴社に任せているのはなぜでしょうか? 
杉浦:当社の場合、投稿やコンテンツの提案、クリエイティブの制作などオールインワンでできる体制が整っていて、さらにそれに連動したイベントなどを実行できる別チームも社内にあることが評価されているのではないでしょうか。SNSの運用だけじゃなくて、それにひもづいてイベントも企画できますとか、キャスティングでモデルさんを連れてくることもできます。ただ単にSNSの運用代行をする会社とはちょっとわけが違う、というのはありますね。

――なるほど、複合的に対応できるのが強みなんですね。では、貴社の体制について詳しくお話いただけますでしょうか。
井上:僕の所属する営業部と、杉浦・原田のいるマーケティン部、あとさきほど杉浦が触れたイベントやキャスティング、動画配信などを対応するパフォーマンス部に分かれます。営業部はさらに3つに分かれて、(1)新規開拓営業の担当と、(2)既存のマーケティング部が運用している案件のクロスセルをおこなう担当と、(3)媒体の広告代理営業―の3つです。

僕は、エイベックスさん、LDHさん、SHOWROOMさん、アシックスさんなどを引き継ぎで担当し、主にメディアバイイングをおこなっています。最近でいうと安室奈美恵さんのアルバムのプロモーションで、渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンのバイイングを担当しました。

杉浦:マーケティング部内にはディレクターチームとエディターチームがあります。ディレクターチームがキャンペーンのSNSキャンペーンの企画やSNS運用のコンサルをおこない、エディターチームが受け持っているSNSの運用代行をしています。

――ありがとうございます!業務内容や体制についても理解できました。過去から順に伺ってきましたので、みなさんの今後についてお聞きしていきたいと思います。
原田:入社後は、今の仕事を引き続きやっていきますが、早くひとり立ちして、案件を回していきたいですね。

井上:いま、営業だけでなく自社 PRも担当していまして、当社の会社概要の作成や、HPの更新もやっています。こういったさまざまなことに挑戦し吸収し、早く一人前のプロフェッショナルになりたい、というのが当面の目標ですね。

杉浦:まず会社の話をすると、ようやくマーケティング部としての勝ちパターンみたいなものが見えてきました。それを横展開していき、もっとジャンル問わずさまざまな案件を獲得していきたいですね。ただそのためには私一人でディレクションしていくには限界があるので、下を育てることや、誰でもできるように手法をフォーマット化するなどが必要です。この準備をしていていきたいですね。そして個人的な話をすると、冒頭でも述べましたが、ECサイトを立ち上げたいというのは変わらず考えていて、それに向けても準備していきたいです。

――ノウハウ化してだれでもできるようにしていくというところですかね?この勝ちパターンについて、もう少し詳しくお聞きしてもいいですか?
杉浦:すごい具体的な話になってしまうんですが、たとえば店頭のプロモーションイベントで、どうやったら店頭に来たお客さまをSNSに誘導できるかみたいな話です。「フォロワーを増やしたい」というクライアントの要望は多いので、各SNSでのフォロワーの増やし方はパターン化できているので、ノウハウを提供しています。ただ、クライアントはSNSやデジタルだけじゃなくて、リアルも考えているんです。だからイベントからSNSへの送客だけでなく、逆の流れについてもすごく意識しています。相互送客のパターンが見えてきたかなと。クライアントの根底には“リアル”が絶対にあります。だから私たちも常にそこは考えています。このためSNSの仕事だけをしているって感覚は正直ないですね。いろんな案件と絡めて面白いことになってます。

リアルとデジタル双方に意識を向け、複合的にクライアントへ提案をしているんですね!お話ありがとうございました!

※2017年10月に取材した内容を掲載しています。