フジテレビオンデマンドのコンテンツを運用する仕事─株式会社Jストリーム
(2016年12月14日掲載)
動画元年と呼ばれた2014年から早3年。スマートフォンやPCで動画を視聴する人はますます増えているのではないでしょうか。東証マザーズに上場するJストリームは、日本で初めて動画のストリーミングを配信し、現在は、唯一国産で動画配信プラットフォームを提供する会社です。動画配信プラットフォームのほかにも、Webサイトや映像の制作から運用までワンストップで対応する体制を構築し、Web動画の分野では異彩を放っています。そのJストリームでは、現在、Web運用ディレクターを募集しています。フジテレビの「フジテレビオンデマンド」や上場企業の動画サイトを運用するスタッフです。(マスメディアン編集部)
株式会社Jストリーム
制作・システム開発事業統括本部
デジタル制作サポート部長
プロデューサー
長谷川亮太郎氏
──今回、募集されているポジションについて教えてください。
長谷川:運用ディレクターと呼ばれるポジションで2名採用させていただく予定です。当社は、制作といっても企画提案から行う部門である「デジタル制作部」と、制作したサイトを運用していく部門である「デジタル制作サポート部」の2つの部門に分かれています。今回募集しているのは、デジタル制作サポート部でお客さまのサイトをメンテナンスしていく仕事になります。
──2名募集されているということでしたが、仕事内容に違いはありますか?
長谷川:はい、あります。部門でいいますとデジタル制作サポート部1課と2課で募集しています。1課は、フジテレビさんの「フジテレビオンデマンド」専任の部隊になります。2課は、年間100社以上の企業と取引をしている部署です。
──それぞれの仕事内容についてお伺いしたいと思います。まず、1課の仕事内容について教えてください。
長谷川:「フジテレビオンデマンド」は、フジテレビの最新ドラマや名作ドラマ、映画、アニメ、バラエティなどフジテレビのあらゆるコンテンツが見られる総合エンタメ配信サービスです。最近では、フジテレビ以外の動画や電子書籍も見られるようになり、利用者数も月間200万ユーザー、有料会員が80万ユーザーを超えるまでに増加しています。昨年の10月からは、広告付きのテレビ番組が無料で見られるサービスも開始しました。その「フジテレビオンデマンド」で公開されているすべてのコンテンツを統括しているのが1課です。
1課には、コンテンツをアップロードしてチェックするスタッフもいれば、新しいコンテンツを表示するためにhtmlを編集するスタップもいます。さらに、テレビ局で取り扱っているコンテンツは肖像権が絡むものも多いので、契約が更新された動画を延長する作業を担当しているスタッフもいます。今回1課で募集しているポジションは、そのような作業を担当しているスタッフを束ねて全体をコントロールするディレクターです。
──羽山さんは、その1課を束ねていると伺いました。羽山さんのアシスタント的なポジションになるのでしょうか?
長谷川:はい。羽山は、「フジテレビオンデマンド」の運用全体を統括しながら、コンテンツを更新する現場仕事もしています。それと同時に、「フジテレビオンデマンド」がよりスムーズに配信・運用ができるようにシステムの改修ポイントを取りまとめたりもしています。その羽山の仕事を一部担っていただきたいと思っています。
株式会社Jストリーム
制作・システム開発事業統括本部
デジタル制作サポート部
マネージャー/WEBデイレクター
羽山祐司氏
羽山:「フジテレビオンデマンド」は毎日非常に多くのコンテンツを更新しています。その全てのコンテンツの「配信開始日」「配信終了日」「設定価格」があっているかどうかをみんなで確認していくのですが、自分でも更新作業をしつつ、全体を統括するような仕事をメインで担当いただきたいと思っています。ただ、それだけではなくて、フジテレビさんからいろいろな要望が日々でてきますので、サービス仕様を変えると運用はどうなるかといったことを考える運用設計の部分も携わっていただきたいです。
──どのような人材を採用したいとお考えですか?
羽山:フジテレビさんとやり取りをしながら進める仕事が多いので、コミュニケーション力が高いことが大前提となりますが、Webやインターネットの仕組みについて初歩的で構いませんので知識がある方を求めています。さらに言うと、膨大なコンテンツの更新作業をミスなく対応していかなければいけませんので、進行管理の能力が長けている方だと尚いいですね。「フジテレビオンデマンド」はフジテレビさんにとって重要な事業の1つですし、有料で配信しているサービスでもありますので、事故があってはいけません。そのようなことを念頭に入れつつ、問題意識を持って業務を遂行できる気配りのある方にお任せしたいです。
──1課で働いている方はどのようなところに仕事の面白みを感じていらっしゃいますか?
羽山:テレビ局さんの案件なので、流行ものや新しいもの好きのスタッフが多いです。ヤフーニュースに取り上げられるような世の中に影響力のあるコンテンツを取り扱う仕事ですから。その企画者と連携できるのも1課ならではの仕事なのではないでしょうか。また、やるべき仕事が常にありますので1日がとても充実します。1カ月が終わって振り返ってみると1500本のコンテンツを更新していたという達成感がある仕事です。
株式会社Jストリーム
制作・システム開発事業統括本部
デジタル制作サポート部 2課長
芥川達哉氏
──キー局ならではの、エンタメコンテンツの最前線に携われるということですね。次に2課の仕事について教えてください。
芥川:2課は、Webサイトにある動画を差し替えたり、更新をしたり、削除したりする作業を行っている部隊です。例えば、クライアントが新しいCMをつくったとき、CMギャラリーサイトにその動画をアップしたりする仕事をしています。実際にhtmlを書くということはほとんどなく、当社の動画配信プラットフォームのCMSを使って更新していきます。YouTubeに動画をアップして、そのURLを発行する仕事をイメージすると近いと思います。
──採用したい人物像について教えてください。
芥川:先ほど申し上げた通り、CMSを使った作業が多いため、Web制作に必要なスキルはあまり求めておりません。また、1課のようにクライアントと直接やり取りをすることはあまりありません。黙々と作業をする時間が圧倒的に多いので、そのような仕事に安らぎを感じられる方は適任だと思います。ただ、今回の採用には、2課のなかでリーダーシップを出せる人を期待したいです。それは、もちろん今ある更新作業をすることも大切ですが、新しいWebサイトを立ち上げるときに、我々のなかで、運用についてのワークフローや設計を考えていくことも重要になってきます。そのような運用設計を社内の制作スタッフと一緒に考えていけるポテンシャルを持った方を採用したいです。
──2課のみなさんはどのようなところにやりがいを感じていらっしゃいますか?
芥川:当社の取引している企業は上場企業が多く、扱っているコンテンツもみんなが知っているCMということが多いです。そのため、1課と同様になりますが、そのようなコンテンツを取り扱えることに面白みを感じるスタッフが多いような気がします。また、「1つの課題にどれだけ早く処理できたか。前回は、作業にこれくらい時間がかかったけれど、今回は短縮できた」というようなところに喜びを感じるスタッフも多い気がします。さらに、当社は、動画配信のプラットフォームを自社で持っており、動画配信においては最先端の技術とノウハウを持っていると自負しています。技術革新のスピードが速いIT業界で、新しいものをウォッチしながらキャッチアップできる環境が当社はありますので、アンテナ感度が高い方にとっては面白い職場だと思います。
──最後に、御社の強みはなんだと思いますか。
長谷川:動画配信のプラットフォームを持ちつつ、コンテンツ制作から運用まで行っているところです。動画配信プラットフォームを提供している会社やコンテンツを制作している会社はありますが、網羅的にすべて対応できるのは当社ぐらいなのではいでしょうか。おかげさまで、これまでお付き合いのあるお客さまとは、継続的に仕事をいただく信頼関係を築いており、一度受注をすると長いお付き合いをさせていただくことがとても多いです。
動画配信プラットフォームは、月額固定費用が発生するビジネスですので、安定的な収入が見込めます。Web制作会社と比べますと、受注仕事と違い、いきなり収入がゼロになるということはありませんので、そのあたりのリスク耐性がある会社だと言えます。長期的に仕事をしていきたいとお考えの方には、とてもメリットがあるのではないでしょうか。
──本日は、ありがとうございました!
※2016年12月に取材した内容を掲載しています。
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- 土日祝休み
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No.80127
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- システム会社
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- 東京都港区芝2丁目5-6芝256スクエアビル 6F
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職務内容
【業務内容】
大手医療企業のWeb講演会を中心に企業の株主総会など様々なジャンルのインターネットライブ中継のディレクション業務をお任せします。
主な業務としては、クライアントへのヒアリングから、イベントの趣旨を理解し、ライブ配信のイメージを提案。その後、実際の撮影・演出、費用面など、案件の初期段階から関わり、形にしていくお仕事です。
ディレクション業務、映像制作などのご経験があれば、活かせる業務内容です。
イベントのライブ配信などの現場進行に興味がありましたら、ぜひご応募ください。
【募集背景】
新型コロナウィルスの影響から、数年前より企業におけるライブ配信活用のニーズが急激に高まっており、体制強化のための募集となります。
同社で対応しているライブ配信案件の数は年間2,400件と、国内最大級の実績を誇ります。
具体的な案件事例としては、医療・医薬業界におけるWeb講演会を中心に、株主総会をはじめとした企業イベント、エンタメ業界での活用等です。
コロナ収束後においても、リアル開催×オンライン開催のハイブリッド体制が継続しており、今後も安定的なニーズがある分野です。
【案件について】
大手製薬企業の講演会、株主総会は、皆さんの目に触れるものではないかもしれません。
ライブ案件には様々な仕様があり、どなたでも参加できるオープン型、特定のターゲットに限定したクローズ型のものがあります。
同社で扱うものはクローズ型が多数を占めています。クローズ型とはいえども、視聴者に対して新しい技術や新しい演出を駆使してライブ配信を実施しています。
また特に医療系の講演会は需要が増え、クライアントも他製薬企業との講演会との差別化を図るため、当社と共に連携し新しいものを提供し続けています。
同社は他の配信業者と異なり、視聴ページや動画サーバーもあるので様々な提案をすることができます。
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株式会社Jストリーム
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- フレックスタイム制
- 在宅・リモートワーク
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No.79498
- 職種
- 広告プランニング、プロモーションコンテンツの企画立案・制作ディレクション
- 業種
- システム会社
- 勤務地
- 東京都港区芝2丁目5-6芝256スクエアビル 6F
- 年収例
- 420万円~550万円
職務内容
顧客に向けた動画広告プランと、動画広告プランの起点となるコンテンツの企画を、立案・推進するメンバーを募集いたします。クライアントのデジタルマーケティングを一気通貫で支援します。
▼主な想定業務
①顧客へのマーケティング施策の企画立案・提案・推進
②提案商材,パートナーの開拓
③営業戦略立案、提案
④広告クリエイティブの制作ディレクション
⑤広告出稿の効果測定、CVR改善
上記は一例ですが、これまでのご経験に応じて得意な領域から徐々にお任せしていくことを想定しています。
単に広告制作を行うだけでなく、広告出稿・運用など、顧客の課題に合わせてカスタマイズしながらサービス提供を行うため、顧客課題に沿った対応ができることが大きなやりがいに繋がります。
提案先は大手企業を中心とした製造メーカー、金融機関など様々ですが、既に当社とお取引がある顧客に対してサービス提供するケースが多く、別部門の営業部隊と連携の上、顧客提案、コンテンツ企画、運用などを一気通貫で対応いただきます。
なお、広告クリエイティブの制作に関しては、外部ベンダーへ依頼するケースが多いため、主にはディレクションが中心となります。
【キャリアパス】
これまでの社内での業務内容や経験を起点に、ご自身の業務領域を徐々に拡げ、1年後をめどに提案にあたっての仮説設定からコンテンツ企画や広告プランの立案、案件自体のディレクションまでの一連の業務を身につけていただきます。
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