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最終目標は世界の栄養問題の解決。栄養改善スタートアップでインハウスデザイナーを募集!―株式会社ユカシカド

東京

事業会社

クリエイティブ

「栄養状態を可視化して、一人ひとりの体の状態に合わせて、必要な栄養を取り入れる」というコンセプトのもと、パーソナライズドニュートリション(栄養の個別最適化)事業を展開するユカシカドは、クリエイティブの内製化を推進するためにインハウスデザイナーを募集しています。今回は、代表取締役 兼 CEO 美濃部慎也さんに、会社概要や求める人物像について詳しく伺いました。(マスメディアン編集部)

──美濃部さんのご経歴を教えてください。
キャリアのスタートはリクルートでの営業からです。求人媒体の営業を経験したのち、編集責任者、事業開発を担当。その後、社内移籍制度に応募し、オイシックスへ出向しました。役員付きの事業戦略を担当し、オイシックスとリクルートのジョイントベンチャー「ごちまる」の立ち上げを手がけました。入社して8年経過したころに独立し、ユカシカドを創業しました。

──起業したきっかけは何だったのでしょうか?
自分が生まれてきた意義を小さいころから考えていました。そのきっかけはおじいちゃんです。おじいちゃんは太平洋戦争で終戦が数日遅ければ、遺書を書かなければなりませんでした。もし戦争が数日長引いていたら、僕は存在していなかったかもしれない。運命や生まれた意味を考えるようになり、その延長線で貧困地域を助けたいという思いが強くなりました。
 

ユカシカド 代表取締役 兼 CEO 美濃部慎也さん

そのことを大学の先生になんとなく相談したときに、フィリピンのスラム街にフェアトレードの現場を見に行く機会をいただきました。フィリピンに滞在して「開発途上国を改善するロールモデルをつくりたい」と強く思ったことが、事業のコアアイデアになっています。

起業から主力商品の「VitaNote」ができるまでの秘話はこちらから

──ユカシカドについて教えてください。
2013年に創業し、まもなく10期目を迎える栄養改善に特化したスタートアップです。栄養を改善するために、栄養状態を可視化し、その人の栄養状態に合わせたサプリメントや食品を提案しています。具体的には、パーソナライズドニュートリションをサポートするアプリ「VITANOTE(ビタノート)」を中心にして、栄養状態を尿で検査できるキット「VitaNote」やスマホで簡易的に尿検査のできる「VitaNote Quick」、検査結果から不足する栄養素をサプリメントでお届けする「VitaNote FOR」、栄養補助サプリメント「TURF」、栄養補助食品「原宿醸造」などを提供しています。

検査結果とカウンセリング結果からVitaNoteがおすすめする定期サービス「セレクト便」

──ユカシカドの強みは何ですか?
大きな強みは4つあります。

1つ目は、プロダクトの質の高さです。それが実現できているのは、パーソナライズドニュートリションをかなり早いタイミングから熱意を持って続けているからです。尿中データについては約18年分を保持しているため、ほかの追随を許さない精度を誇っています。

2つ目は、栄養領域における日本トップクラスの専門家と独占的に顧問契約を結んでいることです。ビタミン、ミネラル、タンパク質など、その分野のプロフェッショナルにご協力いただいています。

3つ目は、工場や検査センターなどのサプライチェーンを自前で構築していること。2021年に長野県松本市に検査キットや食品・サプリメントの製造から出荷、そして、実際の検査解析まですべてをワンストップでできる工場を建設しました。さらに、検査結果データを紐付けて、一人ひとりの栄養状態に合わせたソリューションを提供できているのは、僕らしかいないと自負しています。

そして最後に、一番の強みになっているのが人材です。ユカシカドには、ユカシカドの事業に共感して熱量を持って仕事に取り組む社員しかいません。パーソナライズドニュートリションを本気で思考して、僕らが目指す世界がいいと信じでくれている人たちが集まっている会社は、そうないと思います。実は採用の際も、スキルは1割程度で、このマッチングを9割くらい重視しています。

──「国内外を問わず平等な環境と機会の創造に全力を尽くし、努力できる才能を持っている人が強くなれる世界をつくる。」というミッションに社員は共感しているということですね。
このミッションは、フィリピンに行ったときの感覚でつくりました。「国内外」というのは、国内に留まらないことが大前提。「努力できる才能を持っている人」は、フィリピンの子どもたちと接したときに、環境がちゃんと整っていれば、努力して夢を叶えられるのに、その環境がないことに不公平を感じたこと。そこを解決するためには健康であることが必須だと思い、今は栄養改善に取り組んでいます。ただ、あえて「栄養」という言葉はミッションに入れていません。いま進めている事業はパーソナライズドニュートリションなのですが、今後の会社の発展を考えると、柔軟性があって事業の指針になるようなミッションにしたかったからです。

──2021年4月にデザイン組織を立ち上げたと伺いました。立ち上げたきっかけを教えてください。
デザイン部の責任者であるアートディレクターの西島りょうに、1年前に出会えたことがきっかけです。実は、創業間もないころから、私の右腕になるデザイナーをずっと探していました。それは、リクルートの創業者である江副浩正さんには亀倉雄策さん、ユニクロの柳井正さんや楽天の三木谷浩史さんには佐藤可士和さんがいるように、すごい経営者の近くには超絶優秀なデザイナーがいるからです。我々経営者の言葉をビジュアライズできるデザイナーがそばにいるからこそ、普遍的なブランドを構築することができると思っています。それを実現できると思えるアートディレクターにようやくめぐり会え、クリエイティブも内製化ができる体制が整いました。

アートディレクター・西島氏のインタビュー記事はこちらから

──ユカシカドでデザイナーとして働く醍醐味を教えてください。
デザイン部の責任者である西島と一緒に働けることだと思います。西島はとても優秀なアートディレクターなので、きっとキャリアにおいてとても価値のある経験が積めると思います。

もう1つは業務領域が広範囲であることです。ユカシカドには、栄養検査キットやサプリメント、食品など、複数のプロダクトがあるので、それらプロダクトのブランディングからパッケージ、広告・販促物、Webサイト、アプリまで、さまざまな制作物を取り扱っています。また、内製化を進めているので、業務も企画からアイデア出し、ディレクション、実際のデザインまで多岐に渡ります。

──どのような方に入社してほしいですか? 求める人物像を教えてください。
カルチャーマッチを最重要視しています。先ほども申し上げた通り、ユカシカドの目指す世界に共感してくれる人を採用したいです。そして、スキルについても、できることよりも、何をしたいのか、一番熱中できるところはどこなのか。ユカシカドのインハウスデザイナーの業務範囲は広域に及ぶので、その人が実現したいことがユカシカドで叶うのかのマッチングを確認しています。

──「3倍の生産性で働く」という働き方について、詳しく伺いたいです。
「3倍の生産性で働く」ということを、ユカシカドでは大事にしています。僕は社員の給与をもっと高くしたいんです。それを実現するために、一人のパフォーマンスを3倍にすれば、2倍の給与を支払うことが可能になるので、仕事に集中できる環境を整えています。コロナ禍になりいち早くリモートワークを取り入れました。無駄な会議もしません。そして、製造から販売、検査まで、すべて自前で行っているのもその一環です。自分たちのプロダクトのことだけに没頭できる環境は効率的なやり方だと思っています。

ただ、無駄をすべて排除することが正しいこととは思っていません。無駄のなかにも大切なことはありますから、選別しながら、決めています。

──最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。
プロダクトづくりに13年以上の歳月と莫大な資金を投じてきたので、次はVITANOTEを多くの人に使ってもらうことに注力したいと思っています。ゆくゆくは、VITANOTEを栄養改善のインフラにして、栄養状態が自然と良くなっていく世界をつくりたい。それがある程度見込めてきたら、海外展開も視野に入れています。最終的には、開発途上国の子どもたちの栄養問題を解決するところまでの事業にしたいですね。

そのためにあなたのデザイン力と情熱を求めています。あなたがいままで我慢してきたクリエイティビティを遺憾なく発揮できる環境がユカシカドにはあります! 一緒にユカシカドが目指す世界を実現させましょう!

──社会貢献度が高く、やりがいがあると同時に、デザイナーとしてキャリアの自己実現にもつながる仕事内容だと思いました。ぜひ、美濃部さんの目指す世界を実現してください! 本日は貴重なお話をありがとうございました! 

※2022年1月に取材した内容を掲載しています。