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OMOで小売業界が抱える課題に挑むリテイルテックベンチャー─株式会社フェズ

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デジタル・IT

フェズは、2015年12月に設立されたリテイルテックベンチャーです。小売事業者とメーカー双方にとってWin-Winな関係を目指すプラットフォーマーとして、いま業界内で存在感を発揮しています。強みはさまざまなマーケティングデータを活用したOMO(オンラインとオフラインの融合)戦略を立案・実施できること。小売業界に対しての深い知見を活かし、独自のアプローチで課題解決に取り組んでいます。そんな同社が、さらなる躍進を狙ってOMOプランナー(広告運用コンサルタント)の募集をスタート。今回は、代表取締役の伊丹順平さんに、小売業界の課題に挑んでいる背景や具体的な仕事内容などを伺いました。(マスメディアン編集部)

──伊丹さんのご経歴を教えてください。
大学卒業後、P&Gジャパン(以下、P&G)でキャリアをスタートしました。大手小売事業者をクライアントに営業経験を積み、3年半後、まだWeb広告が主流でなかった時代にグーグルへ。転職後はグーグルが保有するオンラインデータを活用しながら、金融業界や小売業界の課題と向き合い解決に導くお手伝いをしていました。

──フェズを創業したきっかけは何だったのでしょうか。
きっかけは小売事業者の売り上げを底上げするためには、オンラインデータだけではなくオフラインデータも必要であると、前職中の経験を通して実感したからです。オフラインデータとは、つまり店頭・売り場の情報のこと。例えば、売り場にどのような商品がどのように陳列されているかというデータは、人海戦術によって収集するしか方法はありませんが、広告の効果を最大化するためにはとても重要です。しかも大変な労力がかかるため当時そこに力を入れている企業はほとんどありませんでした。そこにビジネスチャンスを感じ、オフライン・オンラインデータを連動させたリテイルテック事業を立ち上げることに。決して平坦な道ではありませんでしたが、事業の成功と自分の営業力を信じて創業の日を迎えることができました。

──会社概要を教えてください。
当社は、購買データや位置データ、店舗データ、Web広告の閲覧履歴データなど、オンライン・オフライン関係なくさまざまなデータを連携しているプラットフォーマーです。創業時の思いをそのままに、「「消費」そして「地域」を元気にする。」というミッションを掲げ、プラットフォーマーとして小売事業者とメーカー双方の利益に貢献するためにマーケティング活動を支援しています。メーカーの商品が売れる、すなわち小売事業者の売り上げ拡大にもつながる。これからも小売業界のビジネスを伸ばすお手伝いをして、その地域を盛り上げていきたいと考えています。

私が小売業界にフォーカスした背景には3つの理由があります。まず1つ目の理由は、現場で働く人の力になりたいからです。新卒で入社したP&Gで小売業界の課題を肌で感じ、「なんとかしたい」と思ったことがいまも私の原動力となっています。次に2つ目の理由は、小売業界が私たちの生活に欠かせない大きなマーケットだからです。EC化が進んでいるとはいえ、日本のEC化率は10%に及ばない程度。つまり、いまだに消費者にとって、リアル店舗(オフライン)に出向いて自分の目で確かめ物を買うのが主流ということです。それにもかかわらず、リアル店舗では広告や販促施策にデジタルマーケティング(オンライン)を活かしきれていません。オフラインとオンラインを連動させるだけでも、消費の底上げに大きく影響する。ビジネス的な観点からしても、挑んでしかるべき可能性を秘めた業界だと思います。最後3つ目の理由は、小売業界の改革を後押しすることが、社会的にも意義があると確信しているからです。小売業界は日本でたくさんの雇用を生んでいる産業でもあります。小売業界に変革を起こすことで、社会に対して大きなインパクトを与えることができると思います。

代表取締役 伊丹順平さん

──会社の強みは何でしょうか。
当社の強みは、「メーカーが保持しているデータ」、「小売事業者が保持しているデータ」、「フェズがオリジナルでつくっているデータ」という3種類のデータを活用したマーケティングコンサルティングが行えることです。特に当社オリジナルのデータである、人海戦術によって地道に集めた店頭の商品レイアウトデータを活用している点は、他社が真似できないポイントです。

また、小売業界に関しての知見が深いところも強みです。ゆえに、高いデータ分析能力を誇ります。こと小売業界は複雑な課題を抱えている業界ですから、クライアントの状況を真に把握した上でサービスを提案できることが、他社を圧倒する大きなメリットになっています。また、データを集めることや広告収入を得ることだけを目的としない、当社のビジネスモデルも強みと言えるでしょう。あくまでも消費を底上げすることが第1ミッションなので、おのずと業界のアップデートを目指す方向性に定まります。したがって、店頭に何が並んでいるかをデータ化するという地道で大変な作業にも躊躇せずに取り組む。そうした世界でも類を見ない当社ならではのアプローチが、信頼と実績につながっているという自負があります。

──ありがとうございます。では、今回募集されるOMOプランナー(広告運用コンサルタント)についてお伺いしたいです。具体的な仕事内容を教えてください。
OMOプランナーは、メーカーなど担当クライアントの商品の売り上げ拡大を目指し、オンラインとオフラインの垣根なく広告、販促、店頭、PRを全方位的にプランニングする役割です。購買データや位置データ、店舗データなど、さまざまなデータから売り上げにつながった理由を分析し、次回の広告施策を提案します。過去のWeb広告施策の結果から、新しい広告手法を考えたり、ターゲットを選定したり、広告効果を高めるために、売り場のプロデュースもお任せします。ただし広範囲の業務になりますので、まずは実践を通してスキルを身に付けていただき、段階的に仕事の幅を広げていっていただく予定です。

──求めるスキルやマインドはいかがでしょうか。
OMOプランナーとして一番重要なスキルはデータ分析力です。効果的な販促プランを提案するために、データを正確に捉え仮説を立てる必要があります。基本的にはWeb広告運用の知識がベースの考え方になるので経験者を求めています。またミッション達成のためならば、一見非効率に思える遠回りの事業にも取り組む会社の方針に、意味や未来を見出し共感してくれる方であってほしいと思います。地道な積み重ねが信頼を生むし、野心を持って努力を続ければ必ず成長できます。将来について明確なビジョンを持っている人ほど、当社との相性がいいと思います。

──御社で身に付くスキルは何だと思いますか。
当社のOMOプランナーになると小売業界の構造や店舗(オフライン)への知見が深くなり、オンラインデータのみならず実店舗の状況までも踏まえた、正しいデータ分析スキルとプランニングスキルが身に付きます。そして、そのスキルを使えば、結果を思い切りスケールさせる可能性を秘めたクリエイティブのPDCAサイクルを回せるようになります。

そして、AIの登場によりさまざまな職種が精査されていく時代に突入しました。Web広告運用もその1つだと思います。Web広告運用が最適化されると運用担当者の手腕での違いが出しづらくなりますが、Web広告運用のスキルにプラスして、「小売業界の知見」と「データ分析スキル」、「プランニングスキル」、「クリエイティブのPDCAサイクルを回すスキル」を持った当社のOMOプランナーは唯一無二の存在として重宝されるに違いありません。当社ならではのアセットを活かせば、市場価値の高いキャリア形成を目指せると自信を持って断言できます。

──今後の展望をお聞かせください。
私が目指しているのは、アマゾンやグーグルのような広告の市場をつくり上げることです。そのためのファーストステップとして、世界と渡り合っていくリテイルテックのビジネスモデルを日本で成立させたいと考えています。当社は特にドラッグストアチェーンとのつながりが深いので、まずはそこから環境づくりを進める予定です。データをうまく活用して海外のニーズも取り込んでいけるような施策を打ち出し、日本の消費の底上げをサポートしていきたいと思っています。

──ありがとうございます。最後に応募を検討されている方に対して、メッセージをお願いします。
これは持論ですが、もしかして広告業界から広告業界へ転職を検討している人は少ないのではないでしょうか。ですが、当社にはWeb広告運用に対するあなたのイメージをひっくり返す可能性があると思っています。きっと新しい広告の概念や世界を見つけてもらえるはず。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ応募してみてほしいです。

また当社は社員一人ひとりの人生を尊重しています。だからこそ会社に愛情を持っている社員も多い印象ですし、役職関係なく同じ方向を向いてフラットな立場で働いています。目指す方向性に共感いただけるなら、当社の環境にすぐ馴染んでもらえると思います。ぜひ一緒に大きな目標に向かって頑張りましょう!

──日本の消費を底上げするミッションのために、手間のかかる店舗の売り場データ収集も徹底して行う。唯一無二の地道な事業戦略が、今後の小売業界に大きな変化をもたらす予感がします。そして、そのリーダーシップを取れる御社で働けば、個人的なスキルアップも見込めると思いました。今後の展開が楽しみです。本日は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました!

※2021年9月に取材した内容を掲載しています。