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食材を届けるだけの会社にはならない。デザインでその後の体験まで提供する─オイシックス・ラ・大地株式会社

企業特集

食に関するあらゆる課題解決に取り組んでいるオイシックス・ラ・大地(以下オイシックス)。創業時からクリエイティブを重視していましたが、その動きをより加速させています。今回は同社におけるクリエイティブ強化の取り組みと、仕事のやりがいについて、デザイナーの斎藤佳奈さんにお話をお聞きしました。(マスメディアン編集部)

オイシックス・ラ・大地株式会社
OisixEC事業本部 販売推進室 売り場企画セクション
斎藤佳奈さん

──まず初めに、斎藤さんの簡単な自己紹介をお願いできますか。
新卒で大手の制作会社にデザイナーとして入社しました。大規模なキャンペーンに携わる機会もあり、いろいろな案件を通してデザインの幅を広げることができました。ただ、私のデザインで効果があったのか、どれだけ収益につながっているのかがわかりませんでした。もっとビジネスのことを理解しているデザイナーになりたいと思い転職を決意しました。

──そのような背景があったのですね。オイシックスに入社を決めた理由はなんだったのでしょう。
直接ビジネスの流れがわかる事業会社を希望していたこと。そして面接のときに、オイシックスではロジカルシンキングの考え方が社員に浸透しているというお話を聞いたことが決め手となりました。実際にオイシックスに入社して実感していますが、売り上げという事実を分析し、そこから次の施策を考え、デザインに落とし込む業務の流れができています。私にはデザインの技術はありますが、そのようなビジネスの考え方が足りないと感じていました。足りないところを吸収できるという点はとても魅力でした。

──課題を発見するところから企画、デザイン業務まですべてデザイナーが関与できるということですね。そこに魅力を感じているデザイナーが多いのですか。
ただ美しいデザインではなく、ビジネスの観点から売れるデザインを考えることができる人たちが集まっていると感じています。

──社内にデザイナーは何人ぐらい所属しているのでしょう。
オイシックスは約700人規模の会社ですが、その内の約60人がデザイナーです。デザイナーは事業部ごとに所属しています。私が所属しているOisixEC事業本部には約15人のデザイナーが在籍しています。

──会社としてクリエイティブを重視されているのですか?
そうですね。それは代表の高島の意向でもあります。 2016年からgood design company代表の水野学さんにクリエイティブディレクターとしてオイシックスに加わってもらってから、社内のデザインに対する意識も変わっていきました。

──会社をあげてデザイナーの環境整備に取り組んでいるのですね。実際に水野さんと接する機会はありますか?
社内にクリエイティブ委員会というものがあるのですが、そこで水野さんによるワークショップが定期的に開かれています。グラフィックデザインの基本からブランディングの考え方までを教えていただいたり、質問に対してフィードバックをいただいたりと、とても貴重な機会です。

──クリエイティブ委員会のことを詳しく教えていただけますか。
会社公認の委員会で、業務の一貫として活動しています。月に1回、事業部に点在しているデザイナーが一同に集まり、デザイナー同士の情報共有や成長の場となっています。

前職の制作会社ではたくさんのクリエイティブスタッフと関わりながら仕事を進めていく機会が多く、意識しなくてもお互い切磋琢磨してデザインスキルを磨いていくことのできる環境でした。一方、事業会社は1人完結でデザイン業務を行うことが多く自ら意識しなければスキルを高めていくことができません。しかし、当社にはデザイナー同士がお互いに高め合っていける場があります。業務に関する相談にも乗っていただける水野さんの存在は大きいです。

──斎藤さんは具体的にどのような業務を担当しているのでしょうか。
私はOisixEC事業本部の売り場デザインセクションに所属しています。「売り場」と呼ばれるWebページの制作が業務の7~8割を占めています。そのほかにお客さまへお届けする商品に同梱するカタログやチラシ、販促グッズもつくっています。

例えば、「売り場」は、毎週木曜日に新しい特集ページを更新します。更新に向けて、企画者と呼ばれるマーケティング担当者と新しいページの要件を洗い出します。デザインの方向性が決まったら実際の制作業務に入ります。撮影はカメラマンとフードスタイリストと一緒に行い、社内のコーダーとやり取りをしながらWebページを制作していきます。それをアップ日の前々週からスタートして約2週間のスパンでつくっていきます。

また、ここに並んでいるのは商品とともにお客さまにお届けしている販促グッズです。「物を届けるだけの会社にはなりたくない」という話を社内でよくしています。商品を送った先に「お子さんと一緒に食事をして、家族が笑顔になる」というような体験をつくりたい。そのための仕掛けづくりもしています。

──実際に働いてみての感想をお聞きしたいです。
短いスパンのスケジュールで動くのは新鮮で、これまでの業務の進め方を変えていく必要がありました。そのおかげで余計なことは省き合理的に業務を改善していく力が身につきました。

また、子育てに対して男性社員の理解がとても深いのが印象的です。お客さまに「子育て中のお母さん」が多いということもあり、日頃からお客さまである「子育て中のお母さん」の気持ちを憑依するぐらい理解しようとしているからと分析しています。そのため、今後私のライフステージが変化しても安心して長く働ける環境だと感じています。

──常にお客さんのことを意識して仕事に臨んでいることが、働く環境にも良い影響を与えているのですね。
そう感じています。実はオイシックスでは、お客さまからの生の声を全社メールで共有しています。それにより、リアルタイムでお客さまのご意見を聞くことができます。また、私がデザインした特集ページが受注にどれほど貢献したかも数字でわかります。お客さまの反響と成果が数字でも見えること、両方がやりがいになっています。

──それでは最後に斎藤さんの今後の展望を教えていただけますか。
今後はブランディングにも関わっていきたいと思っています。デザイナー同士でもよく話しているのですが、オイシックスはどうあるべきかという根幹の部分にデザイナーがより深く関わっていこうと。水野さんからももっともっとオイシックスの根幹を考えなさいとご意見をいただいています。それに、オイシックスは手を挙げたことに対して挑戦させてくれる会社です。前向きにどんどんチャレンジしていきたいです。

──やる気次第で業務の幅が広がっていきそうですね。斎藤さんのご活躍を楽しみにしています! 本日はお話ありがとうございました。

※2019年11月に取材した内容を掲載しています。