Webサイトや店舗でのUX戦略!制約を気にせず断行できる人材とは―ソーエキサイト

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企業特集

複数のネットカフェ事業部を展開するソーエキサイト。マーケティング戦略で重要視していることは“デジタル領域で、いかにユーザー体験(UX)を向上できるか”。同社のマーケティングを統括している太田さんと、事業責任者の島津さんにインタビューを実施しました。UX戦略として、はじめて取り組んだ1手から、今後進めていきたい2手・3手まで話していただきました。
(マスメディアン編集部)

――まず、貴社について簡単に教えてください。
複数の事業を展開するベンチャーバンクのひとつの事業部から2016年に分社化した会社です。ただ歴史は長く、「まんが喫茶ゲラゲラ」1997年から運営しています。また進化系ネットカフェ「俺の部屋」は2014年から、既存のネットカフェの枠組みを超えた「Hailey’5 Cafe」は2015年から展開しています。このように、さまざまな形態のネットカフェ事業を運用しています。

――では次に、お二人の自己紹介をお願いします。
島津:私はネットカフェ事業部の部長代理をやっています。もともとは商品開発や運営を担当していたのですが、6月から現職になりました。

太田:私は、ちょっとややこしくてですね、一応ソーエキサイトに所属しているのですが、グループのベンチャーバンクに期間限定で出向の身です。このためソーエキサイトのマーケティング業務の傍ら、グループ各社の分析やWeb業務にも関わり、ネットカフェ以外の業種のマーケティングを勉強しているところです。一通り経験して得たものをソーエキサイトに還元していきたいと思っています。

ネットカフェ事業部 事業戦略推進Group Manager
太田繁和氏

――太田さんご自身は、出向される以前はソーエキサイト専門でWeb周りを担当されていたのでしょうか?
太田:Webだけでなく総合的にマーケティングを担当していました。いまは“事業戦略推進”と名刺に書いてあるように、Webだけ、マーケティングだけ、といった業務範囲でなく、全方位に、組織開発なども推進しています。

――幅広い業務をされているんですね!さきほど“総合的にマーケティング”とお話がありましたが、POP制作や、店頭キャンペーンなども担当されているんでしょうか?
太田:制作、クリエイティブ担当が別にいます。私はそれを統括するポジションですね。今回募集中のポジションは、こうしたスタッフと一緒に働いていただくことになります。

――今回募集しているポジションでは、どういったことがミッションになるのでしょうか? 
太田:予約フォームの改善や、UI(ユーザーインタフェース)の変更など、サイト全体を段階的にリニューアルしていくためのディレクション業務をおこなっていただきたいです。リニューアルすることで成果が上がっていくことは明白なため、早く進めていきたいと考えています。というのも近年、ネットカフェ利用者のWebからの導線が強力になってきています。それに合わせてHailey’5 Cafeは2015年に業界初のリアルタイム予約システムを導入しました。ネットカフェ利用者がWebからリアルタイムに店舗の座席を抑えられる仕組みです。大変ご好評いただいてはいるのですが、Webマーケティングの専任がいないという事情もあって、今はPDCAをうまく回せていない状況です。サイトにアクセスした後の導線をちゃんと設計することで、CVR(成果率)も上がるはずなので、最初はそこに着手していただきたいです。

――なるほど、そういった業務に取り組んでもらう予定なんですね。ちなみにリアルタイム予約システム導入のきっかけはなんだったのでしょうか?
太田:地方から来る方などからの、「予約ってできないんですか」という問い合わせはもともとあって、ようやくこのニーズに応えられるようになったという感じです。

――たしかに!終電を逃した時とかも、そのシステムの利便性を感じますよね(笑)。
太田:それは私自身が実感してます(笑)。ホテルの予約をする時は、次の日とか来週の予定で取ることがほとんどだと思いますが、ネットカフェの場合は、「今泊まりたいからその場で予約する」というケースが絶対に発生するだろうと思っていました。このため、「いち早く今ある座席を抑える」ことが可能なシステムに、とこだわりました。

ネットカフェ事業部 部長代理 島津稔氏

――入った方は、島津さんの下で働くといったイメージでよろしいでしょうか?
島津:いえ、お任せしたい業務は太田が出向中も兼務しているため、所属は私の部門になりますが、実務的には太田と一緒に動いていくことになりますね。

――太田さんからの業務の引き継ぎが完了しサイトリニューアルなども完了した後は、どのような働きぶりを期待しているのでしょうか?
太田:Webというプラットフォームを利用して「どうすれば売上をアップさせられるか」を自ら考えて実行していっていただきたいです。たとえば、シャワーを利用したいお客さまにとって、自分のブース内に据え置きPCから簡単に予約できるシステムがあったほうがUX(ユーザー体験)は高いですよね。また据え置きPCのデフォルト設定を、飲食サービスの案内の表示にしたほうが店舗の売上がアップすることが容易に想像できます。こうした顧客ニーズやビジネスの種やまだまだ当社内に散らばっているので、1つずつ見つけ解決していってほしいです。

――決まったことを運用していくというのではなく、顧客にとって良いものはなにかを考えながら、Webで受け皿をつくっていく、といったイメージでしょうか?
太田:そうです。問題を解決するためにどうしたらいいのか、を考え続けてほしいですし、自由度の高い業務に面白さを感じられる人がハマると思います。

島津:アイデアや種は、うちの社員みんなが持っているんですよ。他の事業部とコミュニケーションを取りながらそれを拾って、「こういう風にできないかな?」ということを相談された時に、「じゃあWebならこういった表現がありますね」という意見を出して、実際に進めていくことができる人が入るとうれしいですね。

――”現場”である店舗チームと連携して、顧客のニーズを拾っていくということですね。
太田:そうですね。現場との連携で言うと、店舗で開催するキャンペーン告知もやっていく必要があります。そのためにLPの制作や、SNSの運用いわゆる“Twitterの中の人”だとか、LINE@の配信も以前は私が担当していました。今後はその運用もお任せしたいと思っています。

――SNSは若者がメインターゲットのネットカフェの業態だからこそ外せないといった認識ですか?
太田:もともと交通広告が大きな流入導線だったのですが、効かなくなってきたという肌感がありました。このためSNSを使って導線を確保しようという思いもあります。ただ集客よりも、ブランディングとしての役割が大きいと感じています。ONE PIECEやSLAM DUNKなどのビッグタイトルが久しくマンガ自体を読まない若者も増えてきており、比例してマンガ喫茶から足が遠のいているのではないかという危機感を持っていました。SNSを活用してすぐ集客するのではなく、まずはマンガに親近感を持ってもらう必要があるのではと考えています。

――私の勝手なイメージでは、交通広告を見てその流れで来店が一番大きな導線かなと思っていたのですが、違うんですね。
太田:いまでも一番の導線なのですが、そもそも漫画喫茶に行ったことがない人が増えているので。初めて入るのって、ちょっと敷居が高くて怖いじゃないですか。だからコミュニケーションツールとしてのSNSというツールは持っておきたいなと。費用もかからないですし。

――いろいろ業務があって忙しそうですね…
島津:勉強しながらだと時間はかかりますが、自分で業務をコントロールできる環境ですので、残業が発生しづらく、就業時間内に帰りやすいと思います。就業時間については割と融通も利いて、就業時間が9時からなんですが、1時間後ろ倒しして10時出社にしている人も社内にはいるぐらいですし。

太田:業務の自由度も高く、いろいろなことに挑戦できる環境です。社内の雰囲気も良く、風通しの良い環境です。制約を気にせず、顧客のニーズに沿う、UXの向上につながることであれば自分の意見がどんどん採用されます。こういったことにやりがいを感じることができる方のご応募をお待ちしております!

――ありがとうございました!

※2017年10月に取材した内容を掲載しています。