シャープSNSの「中の人」に佐治敬三賞 大阪広告協会賞は小林製薬、特別賞にひらパー

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大阪広告協会は14日、大阪や関西地区の広告界に貢献した企業や個人を顕彰する「第60回大阪広告協会賞」「第50回やってみなはれ佐治敬三賞」の受賞者をそれぞれ発表した。

優れた広告活動を行った企業や地域広告界の発展に貢献した企業・個人に贈る「大阪広告協会賞」には小林製薬(大阪市)が、同賞の特別賞にひらかたパーク(運営会社・京阪レジャーサービス、大阪府枚方市)がそれぞれ選ばれた。

小林製薬は、ニーズを先取りした製品開発力とユニークな広告や店頭プロモーションを起点に、多くのヒット商品を送り出してきた。また訪日外国人旅行客によるインバウンド需要も取り込み業績向上につなげていることも評価された。

ひらかたパークは、関西私鉄が運営する遊園地が軒並み苦境に陥る中、ユニークなアイデアによる集客策と広告展開で集客増に貢献した。2009年から「ひらパー兄さん」キャンペーンを展開し、翌2010年に黒字化。2013年には地元出身のタレント・岡田准一を起用し、翌年には公約に掲げていた年間来園者100万人を達成した。


ひらかたパークに2016年に登場した「ロシアン観覧車」。40台のゴンドラのうち4台は、黒いシートを窓に張って外が見えないようにした。


関西を基盤に活躍したクリエイターに贈られる「佐治敬三賞」には、シャープの公式ツイッターアカウントの運用を手がける山本隆博氏(シャープエレクトロニクスマーケティング)が選ばれた。山本氏は2011年6月に同社の公式SNSを立ち上げ、「企業に属する一社員」として毎日発信を続けている。業績低迷や鴻海による買収など逆風にさらされる中、批判や炎上を恐れず更新を続け多くの共感を得た。広告会社のクリエイター以外で同賞を受賞するケースは珍しいが、「広告の仕事の根っこの部分にある大事なものを見直させてくれた」(大阪広告協会)と評価された。




各賞の贈賞式は、4月13日に大阪市内で開かれる大阪広告協会「創立70周年記念式典」で行う。


(広報会議 編集部/宣伝会議 AdverTimes)