カンヌが大幅刷新を発表 サイバーなど3つのライオンが姿を消し、ピュブリシスは再び参加を表明

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■合理化、シンプル化で構造改革を進める

カンヌライオンズが2018年の第65回フェスティバル実施に向け、大幅な刷新を行うことを発表した。主な変更点は下記の通り。

・会期をこれまでの8日間から5日間に短縮
・サイバー、インテグレーテッド、プロモーション&アクティベーションの3つのライオンを廃止し、5つの新しいライオンを追加
・全体を9つのコアトラックに再編
・120のサブカテゴリ廃止
・チャリティ(社会貢献)およびNGOの仕事は、ブランドの仕事と審査を明確に分ける
・1作品のエントリーに最大6ライオンまでの上限を設ける
・ライオンズイノベーションとライオンズエンターテインメントはメインフェスティバルに統合され、ライオンズイノベーションは会期を延長

新たなカンヌライオンズの9の「コアトラック」と各トラックに紐づくライオンの名称は下記の通り(新設部門は赤字)。


1 リーチ
クリエイティブデータ/ダイレクト/メディア/PR/
ソーシャル&インフルエンサー

2 コミュニケーション
デザイン/フィルム/モバイル/アウトドア/プリント&パブリッシング/ラジオ&オーティオ/チタニウム


3 クラフト
デジタルクラフト/フィルムクラフト/
インダストリークラフト

4 エクスペリエンス
ブランドエクスペリエンス&アクティベーション/クリエイティブEコマース

5 イノベーション
イノベーション/プロダクトデザイン

6 インパクト
クリエイティブエフィクティブネス

7 グッド
グラス(The Lion for Change)/
Sustainable Development Goals Lions

8 エンターテインメント
エンターテインメント/エンターテインメントライオンfor Music

9 ヘルス
ヘルス&ウェルネス/ファーマ

フェスティバル参加者負担も大幅に下がる。パスの価格を下げ(フル参加パスは約900ユーロの値下げ)、ヤングライオンズ参加者のために650の無料パスを発行する。また、カンヌ市と提携し、ホテル価格を固定化し高沸を防ぎ、また参加者向けに地元レストランで固定価格メニューを提供することなどを発表した。

近年カンヌライオンズは巨大化が進み、エントリー費や参加費の負担増が参加企業にとってのひとつの課題となっていた。ピュブリシスグループは次年度のカンヌ参加を見送り、その分の参加費用をAIプラットフォームの開発に充てると発表し話題となった。

このカンヌの構造改革を受け、ピュブリシスグループは2019年のカンヌに再び参加することを決定した。会長兼CEOであるArthur Sadoun氏は「創造性に再び焦点を当てた決断を賞賛に値する。我々は喜んで2019年のフェスティバルに参加する」と声明を発表している。


(ブレーン 編集部/宣伝会議 AdverTimes)